暴排条例余波 観光客は大喜びする「祇園祭」「天神祭」の露店激減現象

2012年7月30日 14時00分 (2012年7月31日 13時34分 更新)
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 「今年の祇園さん、雰囲気変わったんと違うか?」
 関西を中心に夏祭りに“異変”が起きている。祭りにつきものの、露店、屋台が、暴力団排除条例の余波で激減しているからだ。
 たとえば、7月14~17日まで行われた祇園祭の露店に関わる『五条露店組合』によれば、「昨年に比べて約200店の減少」という。
 これは祇園祭山鉾連合会が6月22日に行った「暴力団排除宣言」を受け、京都府警が露店数の制限に乗りだしたからなのである。

 府警担当記者が言う。
 「表向きは『明石市の花火大会事故を踏まえた雑踏事故の防止』となっているが、テキ屋狙いなのは明らか。通行の安全だけなら、一昨年から実施している規制強化で十分だからです。マル暴系のテキ屋を一掃しようというのが本音でしょう」

 そのためか、一方のテキ屋たちは青息吐息。
 「今年は規制で店を出せなかった。通行の安全確保やというけど、そんならなんで地元飲食店の軒先営業がオッケーなんや。どう見てもワシらの締め出しやないか」(金魚すくいの露店商)
 また別の露店商も「確かにシノギではあるけども、祭りの雰囲気を盛り上げているという誇りは持っている。そこらをもう少しわかってほしい」と嘆く。

 だが、被害者を気取るテキ屋連に対し、見物客らは、例年ならごった返す四条通りのスムーズな流れを横目に、「雰囲気がよくなった」「そぞろ歩きが楽しめる」と歓迎ムード。今後は近隣の祭りにも波及しそうな雲行きなのだ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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