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池田教授が「アベノミクスバブルがはじける時」を予測〈週刊朝日〉

2013年4月27日 16時08分 (2013年4月27日 16時52分 更新)
 大幅な円安と株価上昇を引き起こしたアベノミクス。だが、そんなバブル状態も雪崩を打って下落するかもしれないと、著名な投資家が”警告”したが、真相はどうか? 早稲田大学国際教養学部教授の池田清彦氏が解説する。

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 アベノミクスのインフレターゲット年2%という命を受けて、黒田日銀総裁はマネタリーベースを2年間で2倍にするという決定を行った。要するに日銀が市中銀行から国債を大量に買い入れて、市中銀行の日銀当座預金残高を大量に増やすという話だ。単純に考えて、市中銀行の日銀当座預金に金があふれたとしても、企業がこれを借りてくれなければ、実際に世の中に回る金(マネーサプライ)は増えないわけで、本当に効果があるのかしら。

 景気がよければ、消費者はお金を使い、企業は設備投資のために銀行から金を借りて、マネーサプライが増えてインフレが進行するという筋書きは素人でもよくわかる。でもねえ、マネタリーベースが増えれば、マネーサプライが増えて、インフレになって自動的に景気がよくなるなんて話は信用しろという方が無理だわ。なんてったって今は、現実に景気が悪いんだから。

 国家公務員や地方公務員の給与を引き下げて景気をよくする(すなわちお金をどんどん使ってもらう)ことは不可能である。どうせ赤字国債を発行するのであれば、その金で国家公務員の給与を20%くらい増額したらどうですか。国家公務員の人件費の総額はたかだか5兆円(2012年度)なのだから。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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