古田新太 「猛暑だから『お洒落○○○』を開発してほしい」〈週刊朝日〉

2013年8月8日 16時07分 (2013年8月8日 16時52分 更新)
 NHKの朝ドラ「あまちゃん」にも出演している俳優の古田新太氏は、夏場の劇場における「トイレ」問題を解決するために、とあるものをすすめている。

*  *  *
 現在おいらは、舞台本番中である。記録的な猛暑の中、穴倉生活を送っております。

「室内の仕事でいいね」と言うなかれ。確かにこの時期、屋外ロケは辛(つら)い。日焼けはするし、それこそ熱中症に要注意である。ましてや、時代劇なんて最悪だ。侍なんて演じた日にゃあ、合戦なんかで鎧(よろい)着た日にゃあ、あー考えたくない。京都の皆様、ご苦労様です。

 ところでおいらだ。「劇場はエアコンが利いていて、せいぜい2、3時間で終わるんだからいいですね」って、そんなことはない。舞台上は、常に40℃以上である。照明を四方八方から浴びて、まるで電子レンジ状態である。故にエアコンを利かせる。しかし、客席は照明があたっていないから寒くなる。そうなるとお客様から苦情が出て、エアコンが弱くなる。舞台上の温度が上昇して、役者が疲弊する。なかなかいい塩梅(あんばい)にならない。

 そこで発生する夏場の劇場問題は「トイレ」である。今出演中の「盲導犬」は、休憩無しの90分と非常に短い芝居なので問題も少ないが、長い芝居の休憩時間、特に女性は長蛇の列となる。暑い外、熱中症対策に水分を多く取る。そして劇場に入ると必要以上に冷えている。これでトイレを我慢しろと言うのは、昔懐かしい「THEガマン」である。「奥さん、あなた膀胱炎を取りますか? それとも失禁を取りますか?」(みのもんたさん風)である。ただでさえ女性は男性より尿道が短く、おしっこを我慢し難いのだ。これでは高い入場料を払って拷問を受けにいくようなものだ。

 そこで提案なのだが「オムツ」のすすめである。以前本欄で「男性のお洒落ウイッグがもっと一般的になればいいのに」と書いた。若干内容がかぶるが、恥ずかしくない「オムツ」の開発をお願いしたい。これだけ生理用品の機能が向上している昨今、薄手の可愛いオムツはできないものだろうか。キャラクター付きの、いや、大人の女性が穿(は)いても、お洒落でセクシーなオムツというのはできないものだろうか。1回分のおしっこを収めるくらいの物があれば、行楽シーズンの高速道路の渋滞や、絶対外せない会合、受験等で非常に役立つと思うのだが。

 さて、ここまで長々と書いてきたが、ここからが本題である。今おいらが劇場生活を送っていることは先に書いたが、約1カ月間、限られたメンバーとずっといる訳だ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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