感染症2014 インフルエンザはこれからが流行本番

2014年1月2日 12時00分 (2014年1月5日 12時07分 更新)

新しい年が明けた。



今年も無病息災、家内安全を願いたいところ。



だけど、インフルエンザやノロウイルスなど冬に流行る感染症はこれからがピークだ。2014年の幕開けを健康に過ごせるよう、要注意な感染症について改めてチェックしておこう。


冬の流行り病と言えば、代表格はインフルエンザ。



インフルエンザは12月27日、全国の定点医療機関あたりの患者数が1.39人となり、目安である1.00人を超えて厚生労働省から「流行宣言」が出されたばかりだ。



流行シーズン入りの時期は平年並み。患者数の推移をみても平年を超えるような大流行の兆しは今のところなく、医療機関あたりの患者数が30人を超える「警報」レベルに達した地域はない。ただ、すでに北海道と群馬、静岡、山口、高知、大分、鹿児島の7道県は、それぞれ1ヶ所の保健所管内で「注意報」(医療機関あたり10人以上)を発令している。

では、今後、特に感染に注意すべきなのはどういう人か。



国立感染症研究所は毎年、インフルエンザに対する免疫状況を調査しており、今季は21都道府県の計5697人を対象に、血液を採取して4種類のインフルエンザウイルスへの抗体について分析した(12月27日現在)。



その結果、まず、抗体保有率が平均50%と最も高かったのは、「A(H3N2)亜型」ウイルス。年齢別では0~4歳と60~64歳は40%を下回ったが、それ以外の年齢では比較的高く、5~19歳で60%以上、10~14歳は75%を超えていた。



2009年にパンデミックを引き起こした「A(H1N1)pdm09亜型」に対する抗体保有率は、10~24歳で60%以上と高く、特に15~19歳では80%以上。一方で、55~69歳は40%以下、0~4歳は25%を下回った。



B型ウイルスでは、「山形系」への抗体保有率は0~9歳と65~69歳は25%未満。15~29歳は60%を上回り、それ以外の年齢では30~50%と中程度。「ビクトリア系」は他のウイルスと異なり、35~39歳が最も高く約60%で、0~4歳で約20%と低かった以外は比較的高い保有率となった。



実際に今季、検出されているインフルエンザウイルスは第51週(12月16~22日)までのところ、AH3亜型の割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。



抗体保有状況の分析と照らし合わせると、ワクチンを接種していない乳幼児と60歳以上の高齢者は特に注意が必要と言えそうだ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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