一昔前の中国では、女性が外出する際にもスッピンが当たり前で、メイクをしているのは夜の世界で働く女性くらいであった。しかし最近では、中国人観光客らによる日本での化粧品の爆買いぶりを見てもわかる通り、メイクの習慣が浸透。

農村部の少女たちでさえ、おめかしに余念がない。

 そんな中、「小顔メイク」によって大変身を遂げる若い女性の動画に、中国のネット民たちも「真的假的!?(マジ!?)」と度肝を抜かれた。

 先日、20歳の女性が、中国版Twitter「微博」に「萌大雨YUYU」の名前で自身のメイク術を写真と動画でアップした。メイク前のビフォー写真を見ると、彼女は丸顔で腫れぼったいマブタ、やや団子っ鼻に赤い頬という、田舎っぽい雰囲気である。ところが、メイク後のアフター写真では、色白なうりざね顔で、目元ぱっちりの美少女になっている。もはや別人だ。


 実際は本当に別人か、はたまた画像編集ソフトなどを使ったよくある加工写真かと思いきや、動画に収められたメイクの過程を見ていくと、あの丸顔が、みるみるうちに美少女に変身していくのである。

 これには、ネット民たちもビックリ。

「これはもう、映画の特殊メイクのレベルだ」
「“世の中に醜い女はいない。怠け者の女がいるだけだ”というのは本当だったんだな」
「もう何を信じていいのかわからなくなった……」
「ヤベッ、素顔を見てなかったら求婚してたかも」

という男性陣たちの声以上に多かったのが、女性たちからの驚嘆の声。

「あなたを神と呼ぶしかない!」
「絶対にこのワザをマスターする」
「これでもう韓国に行って整形する必要がなくなる!」

 彼女の微博にはすでに4万7,000人以上のフォロワーがついており、メイク術のビデオは1万回以上リツイートされていることからも、その人気ぶりがうかがえる。

 それにしても、この化けっぷり。
やはり“女は化け物”である。
(文=佐久間賢三)