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三島由紀夫の肉声テープ見つかる、割腹自殺の9か月前に

2017年1月12日 19時33分 (2017年1月13日 09時30分 更新)
 
 作家・三島由紀夫が自ら命を絶つ9か月前に語った未発表の肉声テープが、TBSの社内で見つかりました。
 TBSに眠っていた1本のテープ。そこに残されていたのは、ノーベル文学賞の候補にもなった作家・三島由紀夫の肉声でした。

 「ちょうど今朝、『暁の寺』が完成したんですよ」(三島由紀夫の肉声テープ)

 「暁の寺」とは、三島最後の長編小説となった「豊饒の海」の第3巻。録音されたのは、この「暁の寺」が完成した1970年2月とみられています。このとき、三島は45歳。9か月後に衝撃的な死を迎えるとは誰も予想していませんでした。

 イギリス人の翻訳家に対し、1時間20分にわたり率直に語る三島。自身の文学について分析する場面が登場します。

 「僕の文学の欠点は小説の構成が劇的すぎることだと思う。ドラマティックでありすぎる。どうしても自分でやむをえない衝動なんですね。大きな川の流れのような小説は僕には書けないんです」(三島由紀夫の肉声テープ)

 また、尊敬する作家・川端康成と自身を比較したくだりもありました。

 「川端さんの文章なんてね、睡眠薬が助けている点もありますけどね、でもジャンプするのはすごいですよ。そりゃ怖いようなジャンプしますよ。僕ああいう文章書けないな、怖くて」(三島由紀夫の肉声テープ)

 このインタビューの後、「豊饒の海」第4巻を書き上げた三島は、ある行動に出ます。

 「憲法のために、日本を骨なしにした憲法に従ってきたということを知らないのか。
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