<一宮中3自殺>夏までに最終報告 第三者委設置、対応検証

2017年2月17日 22時25分 (2017年2月17日 23時33分 更新)
 愛知県一宮市立浅井中学校3年の男子生徒(14)が「担任に人生を壊された」などのメモを残して自殺した問題で、市教育委員会は17日、弁護士や臨床心理士らでつくる第三者委員会を設置した。学校は担任の男性教諭(47)の指導を不適切とし謝罪したものの、生徒の自殺との因果関係は分かっていない。第三者委は生徒や親と担任とのやりとりなど事実確認を進め、学校側の対応に問題がなかったか検証していく。

 第三者委は弁護士のほか小児科医や保護者の代表ら6人で構成し、来週から原則非公開で会合を開く。夏までに最終報告をまとめることを目指し、調査の進展次第で中間報告の公表も検討する。

 この日は全校生徒にアンケート用紙の配布もした。22日までに回収し、第三者委による担任、同僚教諭や同級生らへの聞き取り調査に加え、生徒の様子などの情報を幅広く集める。記者会見した市教委の高橋信哉学校教育課長は「なぜ自殺に至ったのか解明したい」と述べた。

 生徒は今月6日夜、大阪市内の商業施設の7階から飛び降り自殺した。友人に託した携帯ゲーム機に「遺言」として、「担任によって学力、存在価値、生きがい、性格etc.私の人生全てを壊された」などの書き込みを残した。

 一宮市教委によると、生徒は昨年4月の進級後すぐ新しい担任との折り合いが悪くなり、体を触られることや、プリントの配布を手伝わされることに不満を漏らした。9月24日の体育祭の組み体操で肩車から落ち、両手の親指を骨折するけがをして、ペンが思うように持てなくなった。

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