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歴史に学ぶ「超低金利」という危機をどう乗り越えるべきか

2017年3月17日 11時00分 (2017年3月20日 10時18分 更新)

株価は上がれど、給料は増えず、利子も増えない。
何かがおかしい理由は、世界史的に見て異例の「超低金利」にあった。


◆◆◆


 私たちは今、大きな歴史の転換期にいます。「危機」の時代のただなかにいると言ってもいいでしょう。


 それは、2008年にリーマン・ショックが起こったからではありません。今年、アメリカにトランプ大統領が出現したからでもありません。


 それらは、危機の結果であって、原因ではないのです。


 危機の原因は何か。世界史に大きな転換を迫っているものとは何か。それは日本に端を発して、今や世界に広がり、20年以上続く2%以下の「超低金利」だと私は考えています。そう考えるようになったのは、金利によって世界史を見たことがきっかけでした。グラフ1を見てください。それは16世紀から現在に至る金利、具体的には、その時代を代表する経済大国の国債利回りの変動を追いかけています。資本収益率は国債利回りと連動しているので、資本収益率の変化を見るのにも役立ちます。



 グラフを観察すると、超低金利すなわち、超低資本収益率が10年以上続いている時代は2つしかありません。1つ目は17世紀初めのイタリアのジェノバ(グラフ1「16世紀末の利子率革命」)、2つ目は20世紀末から現在に至る日本(グラフ1「21世紀の利子率革命」)です。私たちは金利がローマ法王によって認められた13世紀以降、二度しか起こらなかった異常事態のなかにいるのです。

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    異常に長い名前の役立たず銀行、くじを買うだけの銀行。賭博に興味ないので要りません。

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