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世田谷の幼稚園「送る会」のカレーで園児ら76人が集団食中毒 前日に調理

2017年3月21日 11時40分 (2017年3月24日 10時07分 更新)

世田谷の幼稚園でウェルシュ菌による集団食中毒(東京都健康福祉局)

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 東京・世田谷区内の私立幼稚園で今月8日、「年長組を送る会」で提供された昼食のカレーライスが原因で、3~5歳までの園児や教職員計76人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、患者から「ウェルシュ菌」が検出されたことから、世田谷保健所は食中毒だと断定した。



 東京都福祉保健局によると、この保育園には給食の調理施設がなく、今月8日に催された「年長組を送る会」のために前日に教職員と園児が調理したカレーを当日に再加熱して、昼食時にご飯と共に提供されたという。



 会が開かれた8日夕方から翌朝にかけて、3~5歳のクラスの園児67人と教職員9人の計76人が食中毒症状を訴え、このうち4人が医療機関を受診。29人の患者の便から、ウェルシュ菌が検出されたことから、カレーが原因だと断定した。



 ウェルシュ菌とは、人間や牛や豚など家畜の腸内や水、土などに広く生息し、酸素が少ない環境で増殖。熱に強く、高温でも死滅しないので、カレーやシチュー、スープ、煮物などとのような大鍋で大量に作る食品を、室温で保存していると増殖し、小腸内で毒素を産生し、その影響で下痢などの症状を起こす。



 予防には、中心部まで十分に加熱し、前日調理したものは、小分けにするなどの工夫で急速に冷やし、冷蔵庫で保管するのがポイントだ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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