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弘道会幹部逮捕など暴力団摘発が続く中、覚せい剤逮捕歴もある「組長の娘」が暴力団離脱者の支援に取り組み

2017年4月10日 12時00分 (2017年4月15日 15時56分 更新)

『組長の娘 ヤクザの家に生まれて』(新潮社)

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 山口組の分裂騒動が報道されてから1年以上が経過した。マスコミが煽っていた派手なドンパチはないが、警察の暴力団摘発の動きはますます厳しさを増している。9日には、警視庁が、山口組の中核組織・弘道会(名古屋市)の東京における実質的な責任者といわれる組長を恐喝未遂容疑で逮捕したことを発表した。

 この容疑は借金の取り立てをめぐるもので、かなり強引な逮捕だったのではないかとも言われているが、こうした厳しい摘発に、暴力団の構成員は減少の一途をたどっている。北海道警察がホームページで公にしている情報によると、全国の暴力団構成員の総数は、昨年末の時点で39100人。前年からは7800人減少で、ピークだった1963年の数と比較すると4分の1以下だ。

 こういったデータを見る限り、一見、社会から暴力団を追い出すことには成功しているように見える。しかし、その結果、社会から「暴力」をなくせているかについては疑問だ。暴力団離脱者の再就職などに関しては行政も支援の策を講じてはいるが、それがうまくいっているとは言い難い。むしろ、法律で無理やり社会から暴力団を追い出したことで、彼らをマフィア化させてしまっているのではないかという声は根強い。

 暴力団離脱者の支援に関する問題が山積しているなか、こんな興味深い本が出版されていることをご存知だろうか。犯罪社会学を専門とする久留米大学非常勤講師の廣末登氏による『組長の娘 ヤクザの家に生まれて』(新潮社)だ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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