<森友学園>保育士不足で改善勧告へ 大阪市

2017年4月20日 21時05分 (2017年4月21日 00時21分 更新)

大阪市役所を訪れた高等森友学園保育園の籠池諄子園長=大阪市北区で2017年4月20日午後5時11分、猪飼健史撮影

 大阪市は20日、森友学園系列の「高等森友学園保育園」(同市淀川区)で保育士の退職が相次いで配置基準を満たしていない問題を巡り、保育園を運営する社会福祉法人「肇國舎(ちょうこくしゃ)」に対し、児童福祉法に基づき21日に改善勧告をする方針を明らかにした。行政指導を続けても保育士不足が解消されない場合、事業停止命令を出すことも検討する。一方、保育園側は20日、運営を継続したい意向を市側に伝えた。

 市によると、園児は45人おり、国の配置基準に基づく市条例では常勤の保育士6人が必要。保育士不足で条例違反の状態となり、市は今月5日から市立保育園の保育士らを28日までの期限付きで派遣。その上で園側に対し、保育園を存続するかの判断を20日までに示すよう求めていた。

 園側は20日、籠池諄子園長や代理人らが市役所を訪れ、担当課に運営継続への意欲を示した。ただ、市によると、園からはハローワークに求人を出したこと以外に、保育士確保の具体策は説明がなかった。園長は常勤保育士6人が必要との認識がなかったという。

 市は勧告の後、約1週間で基準を満たす保育士を確保できなければ、さらに強い措置である改善命令を出す。それでも解消されなければ事業停止命令を出すことも検討する。

 また、園側は栄養士配置に関する補助金受給の要件を満たしていなかったとして、過去2年度分約250万円を返還する意向を示していたが、市は確認が取れた2015年度分の返還を請求。

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