<森友学園>ついに強制捜査 前理事長妻「いじめないで」

2017年6月20日 00時06分 (2017年6月20日 01時36分 更新)
 ◇籠池氏自宅に家宅捜索 長男「どうして捜索に入るのか」

 小学校用地として大阪府豊中市の国有地を格安で取得した問題の発覚から約4カ月。大阪地検特捜部は19日、大阪市の学校法人「森友学園」への強制捜査に着手した。安倍晋三首相の妻昭恵氏が小学校の名誉校長に名を連ねたことから、国有地取得でも有利に事が進んだのではないかと、国会論戦の焦点になった学園。補助金の不正受給疑惑は刑事事件に発展したが、国有地売却問題に関する捜査は進むのか。関係者は事態を注視している。

 大阪地検特捜部の係官が森友学園の拠点、塚本幼稚園(大阪市淀川区)に到着したのは午後7時前。係官がインターホンを押したが応答がない。係官は携帯電話で誰かと話し始めた。「開けてください」。しばらくして園内から籠池泰典前理事長の長女で学園の現理事長、町浪(ちなみ)氏が姿を見せた。

 険しい表情で無言のまま入り口を開ける町浪氏。園児が帰宅して静まり返った園内に、家宅捜索のため、折りたたんだ段ボール箱を持った係官ら十数人が入っていった。

 豊中市の籠池氏の自宅に地検係官が家宅捜索に入ったのは午後9時前。籠池氏も在宅しているようだ。そのさなか、籠池氏の妻が2階の窓から顔を出し、声を張り上げた。「安倍首相、お父さんをいじめないで。詐欺なんかしていません」。長男は「どうして捜索に入るのか」と憤り、門前に詰めかけた報道陣を自宅に招き入れようとする一幕もあった。

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