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マイホームが“負動産”に 「逃げ切り世代」と「取り残され世代」の幸福格差

2017年8月13日 07時00分 (2017年8月14日 13時21分 更新)

 前回の記事では、不動産投資のプロである牧野知弘さんに、なぜ「マイホーム幻想」が日本人の深層心理に深く根付いたか、「地方出身者」をキーワードに解説してもらいました。2020年を迎えようとしている現在、大都市に移住してきた地方出身者は「代替わり」の季節を迎えています。地方出身者の子どもや孫たちは生まれたときから「都会育ち」。土地やマイホームに対する執着は薄れつつあります。『マイホーム価値革命―2022年、「不動産」の常識が変わる』(NHK出版)が話題の牧野さんが、今回は、世代間の断裂の中、マイホームの価値がどのように変質していくかを考察します。


◆◆◆


 平成バブル以前は、マイホームは「それほど高い代物」ではなかった。たとえば現在築40年超の都内や横浜などにあるマンションの多くは当時の分譲価格が1000万円を下回っていた。


■1971年、東横線沿線徒歩5分の新築は800万円で買えた

 私の知り合いが所有する横浜の東横線沿線、駅徒歩5分のマンションは1971年の築。分譲当時の価格は73平方メートルで約800万円。現在の中古流通価格は約2400万円。現状でも簿価の3倍もする。


 平成バブル期には価格は6000万円を軽く超えていたが、このマンションを分譲当時に購入した人にとっては、マンションは依然として「資産」なのだ。しかしこれを平成バブル期に6000万円で取得した人にとっては、明らかに「負債」と呼べるものになりかわっている。

コメント 31

  • 匿名さん 通報

    地方出身者の事などどうでもいい。生まれも育ちも代々都内23区で庭付き一戸建てを持ち、仕事で横浜にマンションを所有している。ローンなど無い。退職金や貯蓄そして年金で老後は余裕。

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  • 匿名さん 通報

    「地方出身者」がキーワードになっていない。住宅を交換価値ではなく、使用価値で考えるべきだという当たり前の事実が述べられているだけである。将来売って儲けようとするせこい精神構造に、都会も田舎もない。

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  • 匿名さん 通報

    家を買ってしまうと、縛られ・囚われ、身動きが取れなくなってしまう<それは転職転勤がある現役世代だけ。定年後は定住するから持ち家最強。

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  • 匿名さん 通報

    結婚すらできない男が持ち家買える訳ないだろ。

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  • 匿名さん 通報

    都心近くで価格が下がるのか<下がりません。都市部はドーナツ化現象で需給が高まる。ドーナツの内部は更に施設用地などで買い占めが進む。結局、土地は持った奴が勝つ

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