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マダニ感染症SFTS 今年は過去最多「10月も油断できず」感染研

2017年10月5日 14時57分 (2017年10月10日 00時45分 更新)

フトゲチマダニの顕微鏡写真(提供:国立感染症研究所)

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 マダニから感染し、重症化すると出血や意識障害などを起こして、死亡する場合もある「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の患者数が、今年は5年間で最も多いことが国立感染症研究所の報告で明らかになった。



 SFTSは、ウイルスを持つマダニに咬まれることで感染し、6日~2週間の潜伏期間を経て、発熱や下痢、嘔吐、腹痛などの症状が現れ、深刻化すると意識障害や失語、皮下出血や下血などを起こす。日本では2013年に最初の患者が確認されて以来、これまでに303人の患者が報告されていて、そのうち亡くなったのは59人。治療薬やワクチンは開発されておらず、致死率は6.3~30%と高い。



 国立感染症研究所によると、今年は9月27日時点で74人が感染、このうち死亡は6人で、患者数は過去5年間で最も多くなった。



 例年、屋外で作業する機会が増える5~8月にかけて患者数が急増するが、2016年は9月、10月にも発症報告が相次いだ。これまで国内で報告された303人のうち、患者が多いのは宮崎県や高知県、鹿児島県など西日本が中心で、患者は60~80代がほとんど。


 


 草むらややぶなどに生息しているマダニは、体長が数ミリから1センチ。これまでの感染例では、草むしりなど屋外での作業中に咬まれるケースが多いが、その痕跡が見つかったのは患者の4割程度にとどまっていることから、発見が遅れ、症状の悪化につながるという。


 


 涼しくなって庭いじりなどが楽になっても、屋外で作業する際は、長袖、長ズボン、足元を完全に覆う靴で肌の露出を少なくするのが感染予防のポイントだ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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