女優のブルック・シールズの最初の結婚は31歳。彼女が選んだお相手は、当時の男子プロテニス界が誇る大スター選手アンドレ・アガシであった。
しかし本当に美しいそのカップルはたった2年で破綻。このほどシールズはその結婚を「完全なる失敗」と語った。

13歳で『プリティー・ベビー』の幼い娼婦役を演じ、1980年代に映画『青い珊瑚礁』や『エンドレス・ラブ』を大ヒットさせ、現在はもっぱらTV女優として活躍しているブルック・シールズ(48)。プリンストン大学を首席で卒業したその知能の高さも有名である。

そんなシールズは31歳であった1997年4月、実力、人気、ルックスの三拍子が揃った男子プロテニス界の超人気選手、アンドレ・アガシ(当時26歳=写真・円内)と4年間交際した末に結婚。ただしその後、彼女が再びハリウッドの中心に身を置くようになった一方で、アガシは本業のテニスが振るわなくなり、2年後の1999年4月に離婚している。


シールズは2日、NBCの『TODAY』で“Dealing With Divorce: How to Move On.(どのように離婚の苦しみから立ち直ったか)”というコーナーに登場し、セレブ御用達の離婚弁護士として有名なローラ・ワッサー女史と対談。アガシとのたった2年で破綻した結婚生活を振り返り、こう発言した。

「2年で離婚を決断するのはどちらかといえば安直で早すぎると思う。でもアンドレはこう言っていたわ。“子供がいなくて良かったよね。もし子供がいたらこうは行かなかっただろう?”って。
あの結婚は完全なる失敗だったわ。」

ここで思い出すのは、アガシが2009年秋に自叙伝で「スランプから脱出しようと、1997年から1999年まで薬物の“クリスタル・メス”を使用していた」と暴露したこと。この2年間こそ彼がシールズと結婚していた時期であり、子供好きな彼女が年齢的にも早く赤ちゃんをと望んでいたとすれば、夫婦間に大きな温度差があったように思われる。

4年も交際して結婚したというのに、「あれは完全なる失敗」と元妻にアッサリと斬られてしまったアガシ。愛はあっても互いの仕事をよく理解できていない男女の結婚がいかに難しいか、そんなことを感じさせる離婚であった。世間はどちらかというとシールズを批判したが、結婚しても何かと落ち着かなかったのはむしろアガシの方であったのかもしれない。俳優コリン・ファレルさながらのルックスについても、後に「あのワイルドな髪はカツラ。
女性ファンの失望が不安でカミングアウトできなかった」と明かしている。

シールズはその後TVプロデューサーのクリス・ヘンチー氏と、そしてアガシは女子テニス界のトップを極めたシュテフィ・グラフ(写真・円内)と再婚。同業者同士の結婚はやはり話題に共通点が多く、互いの苦労を理解し合えるのであろう。現在はいずれの家庭も2人の子に恵まれ、幸せに暮らしている。男女の関係も含め、若い時の失敗には「仕方がなかった」と言えるものも多い。それでこそ人生。
今が幸せなら良かったではないかと申し上げたい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)