岩村のヤクルト復帰への三大障害

2010年9月10日 15時30分 (2010年9月11日 14時44分 更新)
このエントリーをはてなブックマークに追加
青木が望むポスティングを球団が認めれば、年俸の問題も背番号の問題も一挙に解決するが、青木は看板スターだけに、「絶対に認めない」と鈴木球団社長は全面拒否の構えをアピールしている。

 三つ目の障害は、将来の監督候補生である宮本慎也の存在だ。コーチ兼任、39歳のチームリーダーは昨年、三塁手にコンバートされ、ゴールデングラブ賞を獲得するなど健在だ。岩村がヤクルトに復帰する場合、ポジションはメジャーで守っていた二塁か、古巣の三塁になる。
 三塁に宮本、二塁には2番打者として3割を打っている田中浩康がいるから、守るところがない。「宮本を遊撃に戻し、岩村を三塁にすればいい」という球界関係者もいるが、三塁転向で選手寿命が延びそうな宮本を簡単には再転向させられないだろう。なにしろ将来の監督候補生なのだから、その時々のチーム事情でコロコロポジションを変える訳にはいかない。
 宮本vs岩村はポジションの問題だけに止まらない。岩村は良い意味でも悪い意味でも目立ちたいタイプで、チームリーダーを自任している。若いチームのレイズではそれがはまって大成功したが、ヤクルトには自他共にチームリーダーを認める宮本がいる。岩村が前面に出ようとすれば、宮本と衝突するのは目に見えている。それでなくとも、「メジャーへ行く前のヤクルトでの岩村と宮本の関係は決して良好とは言えなかった」と球界OBが証言する。

 古巣・ヤクルト復帰には、そんな三大障害が横たわっている岩村だけに、日本球界復帰を目指すのならば、狙い目は巨人だろう。今季は5年目の脇谷亮太が二塁手のレギュラーの座をつかみ取ろうとしているが、攻守にミスの多い選手だけに、岩村の敵ではない。年俸も巨人ならば、なんの問題にもならない。売り込み先は巨人がベストだろう。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

注目の商品