羽生結弦がソチ五輪のフィギュアスケート男子シングルで金メダルを獲得した。羽生の甘いマスクと過去最高得点を叩きだした、女性のしなやかさと男性の力強さを兼ね備えた華麗な演技は、瞬く間に世界中で話題になった。
中国人ファンも大勢いるようで、羽生がフリーで着用していた衣装にまで高い関心が寄せられているので紹介しよう。

 中国大手検索サイト百度の掲示板にこのほど、「羽生結弦の衣装は誰がデザインしたものか知っている?」というスレッドが立てられた。同掲示板はフィギュアスケートファンが集う掲示板だけあって、フィギュア事情に詳しい中国人が多いようだ。

 ネットユーザーからは「(羽生の衣装は)やっぱりジョニーのスタイルだよね」、「今回だけでなく前回もそう。ジョニーは男子では羽生だけにデザインしている」などのコメントが寄せられた。多くの中国人ユーザーは、羽生の衣装担当者が誰なのかを知っていたようだ。


 指摘のとおり、羽生の衣装デザインはジョニー・ウィアー氏が担当している。ジョニー・ウィアーは自身もフィギュアスケーターとして活躍していた米国人男性で、2006年トリノ五輪では5位、10年バンクーバー五輪でも6位に入賞した実績を持つ。11年末にはロシア系ユダヤ人の男性弁護士と同性結婚をしている。

 羽生の衣装担当がジョニー・ウィアーであることは、フィギュア・ファンにとっては特に真新しい情報というわけではないようで、「とっくの昔から知っていた」というユーザーも多かった。

 では、羽生の衣装について中国人ファンはどのように評価しているのだろうか。コメントを抜粋すると、「良いデザインだとは思えない」、「ジョニーのスタイルは羽生に合わないと思う」、「いろいろな色にビーズにレース…気持ちが悪い」などの意見があり、中国人ファンからは“かなり不評”のようだった。


 憧れの選手が着用する衣装に対するファンの声は厳しいこともある。韓国でも、キム・ヨナ選手が着ていた黄色の衣装が「たくあん色」と揶揄されて騒動が起きたことがまだ記憶に新しい。衣装にまで“とやかく”言われるようになるのも一流選手の証ではないだろうか。(編集担当:畠山栄)(イメージ写真提供:123RF)


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