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【柔道】若手の成長に一役 増地監督の意外な持ち味

2016年12月5日 16時30分 (2016年12月5日 20時11分 更新)

朝比奈(右)と素根の決勝は激闘になった

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 柔道のグランドスラム東京(東京体育館)は4日、最終日を迎え、日本勢は3日間で男女とも5階級を制した。

 全日本柔道連盟の金野潤強化委員長(49)は「若い選手が出てきたのが収穫」と総括した。この日の女子78キロ超級は朝比奈沙羅(20=東海大)が新鋭の素根輝(そね・あきら=16、南筑高)を下して初優勝したが、敗れた素根も素質を示し、明るい材料となった。女子はリオ五輪後、南條充寿監督(44)が退任し、増地克之監督(46)が就任したばかり。今大会はその手腕も問われた。

 増地監督は筑波大で男女の指導経験があることで入閣した。現役時代は重量級の選手で五輪や世界選手権の実績があるわけではない。しかし、その持ち味は大柄な体格とは対照的な、繊細な気配り。金野氏も「予想以上。非常に選手の目線でモノを考えてくれる」と目を細めた。

 実際、朝比奈はこう話す。「増地先生から『いつまでもベテランに頼るな』と強く言われていた」。朝比奈自身、世代交代を目指すものの、どこか先輩の存在に甘えていた部分もあったが、その悩みを打ち明けたことはなかった。「自分を鼓舞するための言葉だった」と感謝した。

 別の関係者からは「ミーティングでもカツカツしてないし、ほんわかした雰囲気がある。女子の選手にとって、お父さんのような存在なのかも」との評価も。当の増地監督は好成績にも「何かをやったわけではない」と謙虚に語ったが、その船出は順調だ。

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