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女子刑務所の性処理事情【知られざる刑務所世界4】

2011年3月28日 19時00分 (2011年4月1日 11時45分 更新)

3月18日、覚せい剤取締法違反で逮捕・拘留中だった小向美奈子さんが証拠不十分のため、処分保留のまま釈放されていました。(※1)

そのころ日本は震災でそれどころではありませんでしたが、震災前は小向さんの潜伏先のフィリピンまでマスコミが追いかけたりしていたわけですから、なんて平和だったんだろうと感慨深い気持ちにさせられます。

 

そんな世の中に忘れられた小向騒動ですが、帰国した際の空港でのおっぱいスーツ姿の衝撃からでしょうか、逮捕後にこんな下世話な心配をしている報道がありました。(※2)

実刑になれば小向は、薬物中毒患者の多い女子刑務所に収監される可能性が高い。そこでは地獄が待っている。
「刑務所ではケンカが日常茶飯事。生意気な新人はいじめのターゲットにされることが多く、アイドル出身の小向は危険です。また、女子刑務所で起きるのがレズプレーの強要です。小向みたいな20代の美人は狙われやすい。危ない立場に置かれるでしょう」

これを書いた記者は女囚ものAVの見過ぎでは?と逆にこっちが心配になってしまいましたが、果たして女子刑務所の性事情はどうなっているのでしょうか。本当にこのような女性同士のプレイというのはありえるのでしょうか。

自ら詐欺事件を起こし、1年6ヶ月の間刑務所に服役した経験のある北沢あずささんによると……。(※3)

性欲自体も塀の中に入って強くなったような気がします。(中略)多くの受刑者はただひたすら我慢するのですが、なかにはこっそりオナニーしている人もいました。場所はだいたい布団のなか。夜、みんなが寝静まっているときに、カサカサッ、カサカサッと音がしたら、誰かがオナニーを始めた証拠です。(中略)夜のオナニーでも足りない人は、免業日などにトイレでやっていたようです。声を出すわけでもないし、音もしないのですが、顔を見れば一目瞭然。(中略)また、匂いもオナニーがバレる原因でした。賢い人は入浴日の前日にオナニーをしていました。それは、あそこが愛液で汚れても、翌日にすぐに洗い流せるから。しかし、サル並みにハマっている受刑者は、ほぼ毎日オナニー。(中略)それが強烈な悪臭を放つのです。

なんたる生々しい世界! 『多くの受刑者はただひたすら我慢』とあるので、ごく一部の人であるという前提を忘れてはいけませんが、女子刑務所の中でオナニーしまくる受刑者は確かにおり、しかも刑務所内で悪い意味で有名人になってしまうようです。

 

さらに下世話な好奇心を働かせると、いったい『おかず』は何を使うのでしょうか。北沢さんは生々しく続けます。

刑務所ではグラビア雑誌やレディースコミックを読むことが可能。(中略)しかし、雑誌の男より、やはり生身の男。最大のおかずは、女子刑務所には数少ない男性刑務官でした。(中略)ちなみに受刑者がチェックするのは、刑務官のイチモツだけ。顔はハナから審査対象にはなりません。なぜなら刑務官にイケメンはいないから……。

北沢さん自身、刑務官にイケメンがいないことをかなり憤っていたのか、ここでは引用できないくらい酷い言葉で、いかに刑務官にイケメンがいないのかをこれでもかと切々と訴えていました(笑)。

そして北沢さんが出したかなり主観的な結論は……。

万が一、刑務官と受刑者が許されぬ恋に落ちてしまったら、世間を騒がせる大不祥事に発展してしまう可能性もあります。当局としては、それだけは絶対に避けねばいけません。女子刑務所にいる男子刑務官には不名誉なことですが、イケメン刑務官がいないのは当局による予防措置なのです。

それが果たして事実かどうかは不明ですが、女性の園にイケメンが混じってしまったら、大変なことが起こってしまいそうな空気感は伝わってきます。

 

イギリスの男性刑務所では、このことを連想させるようなニュースがありました。なんと女性看守が、『美しすぎる』という理由で不当解雇されていたのです。(※4)

男性の園に、美しすぎる女性看守が混じっていたら、それはもう大変な騒ぎだったのでは?と想像されます。実際に解雇される例まであったのですから、刑務所内には実はそんな暗黙ルールがあるのかもしれません。

 

そして気になる女子刑務所内の禁断の愛事情ですが、北沢さん自身も目覚めはしなかったようですが、ティッシュに書かれたラブレターをもらった経験はあるそうです。

では実際に、刑務所内では女性同士のカップルがどのくらいいたのか。各工場(約100人)に1組か2組はいたようです。

ほとんどの場合は、もともとその趣向があった女性受刑者が、ノーマルだった受刑者を口説き落とすパターンで、ターゲットにされるのは、覚せい剤事犯の20代の女のコだとか。これはまさに小向パターンではありませんか!

刑務所内でたくさんの『彼女』を作ってきた受刑者の話だと、『覚せい剤事犯の累犯は意志の弱い子が多くて、コントロールしやすいから』とのこと。体を張っていじめから守ったりしたうえで、夜布団に忍び込んで優しい言葉をかけると、流されるケースが多いんだとか。

私も裁判傍聴で100人近い女性覚せい剤事犯の被告人を見てきましたが、ほとんどのケースが男性に誘われるがまま手を出す依存型の犯行が多かったので、そのことと何か関係があるように感じました。

どこにいても誰かに頼りたいという女心を消せない人がいるようです。

 

では男性刑務所では?

実は男性刑務所の場合は、同性愛に走るケースはかなり少ないようです。(※5)

というのも、もともと同性愛の受刑者は、入所時に自己申告する決まりがあり、独居房に入ることになっているからとか。それでも隠して雑居房入りする人もいるようですが、あまり大胆な行動はできないようで、あからさまな行為ではなく、気に入った相手の面倒を見たり親切にしたりと、ひそかに恋する『プラトニックラブ』派が主流のようです。

生々しい女子刑務所と意外にロマンティックな男子刑務所。

まだまだ世の中には知らない世界がたくさんあるようです。

 

【参考】

※1. 産経ニュース/小向美奈子さんを釈放 検察「起訴する証拠なし」 不起訴の見通し

※2. ゲンダイネット/覚醒剤逮捕 小向美奈子襲う「女子刑務所」の洗礼

※3. 北沢あずさ(2003)『実録!女子刑務所のヒミツ―出所したばかりの元女囚が明かす! 』 二見書房(二見文庫―二見WAi WAi文庫)

※4. 美しすぎるので看守には向いてないと不当解雇されていた美人看守が裁判で勝利

※5. 坪山鉄兆(2009)『刑務所のカラクリ』 彩図社

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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