電話応対で噛んでしまう、緊張すると声が出なくなる、よく聞き返される、好きな人と会話していると声が上ずってしまう……! 声にまつわる苦い経験、あなたにもありませんか? 声は人の印象を決める大事なツール。異性から好かれる「モテ声」になるためにはどうしたらいいのか、声楽家・ボイストレーナーの秋竹朋子先生にお話をおうかがいしました。
-秋竹先生、そもそもモテ声とはどんな声なのでしょうか?
「女性ならば、明るく明瞭で、やや高く、丸みのある声。具体的にイメージするなら、女優の松嶋菜々子さん、檀れいさんなどの声ですね。高いといってもいわゆるぶりっ子な声ではなく、聞き取りやすい高さであることもポイントです」
-ぜひそんな声に近づいてみたいです。具体的にはどうしたらいいですか?
■自分の声を知る
「まずは、自分の声を知ることから。携帯電話についているレコーダーなどで自分の声を録音し、聞いてみましょう。普段耳にしているよりも高く感じるはずです。これは、普段自分の声を聞くときは頭蓋骨のなかで響いているので、実際に発しているよりも低く聞こえるため。つまり、自分で認識している声と他人に聞こえている声はほぼちがうことをまず理解しましょう」
-仕事でよくICレコーダーを使うのですが、自分の声って聞いているだけで恥ずかしくなります。うまく発音、発声するにはどうしたらいいでしょうか。
■モテ声は『腹式呼吸』でつくる
「大切なのは腹式呼吸で発声すること。実は日本人の多くは、普段から腹式より胸式の割合が多い呼吸法で発音しています。これは、日本語(特に標準語)には、英語のように息をたくさん吐いたり、強いアクセントを必要としたりする言葉が少なく、胸式呼吸でも楽に発音できてしまうためです。よって、日本人は諸外国に比べて声が小さいと言われてしまいがちなんですね」
-確かに、欧米やアジア諸国の人々は、声が大きくはっきりと話しますし、同時に堂々とした印象を受けますね。腹式呼吸で発声するにはどうしたらいいですか?
■姿勢
「最初に、正しい姿勢をマスターしましょう。まず足を肩幅ほどに広げ、重心をやや前傾にして、おへその少し下にある丹田を少しひっこめるような感じです。次に肩の力を抜いて、上半身は、リラックスした状態をキープします」
-(実際にやってみて)ん? 前に重心を置くと、自然と下腹部に力が入りますね。
■腹式呼吸
「次に、腹式呼吸で発声します。…


