日本語って「ひらがな・カタカナ・漢字」があって難しいですよね。大人になっても間違えて覚えている漢字って結構あります。
でも大人になり、歳を重ねるだけ間違えると恥ずかしさは増します。ましてや自分の子どもに聞かれて「えっと…何て読むんだっけ?」なんてことになったら親の立場上マズイですよね。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が将来子どもに聞かれて読めないと恥ずかしい漢字10選をご紹介します。
■コレはちょっと恥ずかしい!漢字の読み間違い10選
これは筆者の知り合いの体験談などから過去にあった実話です。
(1)「旧中山道」
昔、某テレビ局のアナウンサーがニュースでこんな読み間違いをしました。江戸時代の五街道の一つ「旧中山道」。
なんと!「いちにちじゅうやまみち」とテレビを通して読んでしまったのです。正しくは「きゅうなかせんどう」です。コレはかなり恥ずかしい……ですね(笑)
(2)「御品書き」
メニューの一つだと勘違いした人が店員に「御品書き」の文字を指さして「私はこれを食べたいです」と言いました。メニューを表す日本語の“御品書き”を「トンカツ定食」「カレーライス」などの食べ物の一種だと勘違いしたのです。
(3)「羊かん」
「羊羹」を“ようかん”とは読めないだろうと親切に「羊かん」としていた和菓子屋。やってきたママが言った一言。
(4)「山羊」
子どもに絵本『さんびきのやぎ』の読み聞かせをしようとした時。たまたま、ヤギが「山羊」と漢字で書いてありました。でも漢字で見たことがないママ。
「あるところに三匹の“やまひつじ”が住んでいました。一匹目の“やまひつじ”は……」とずっと読んでいました。
そして幼稚園で遠足行事があり、この子どもは牧場へ行くことに。
また、他にもこんなウッカリな読み間違えしていませんか?
(5)「出生率」
誤)しゅっせいりつ
正)しゅっしょうりつ
(6)「福音」
誤)ふくおん
正)ふくいん
(7)「肉汁」
誤)にくじる
正)にくじゅう
(8)「河豚」
誤)かわぶた
正)ふぐ
(9)「相殺」
誤)そうさつ
正)そうさい
(10)「店屋物」
誤)みせやもの
正)てんやもの
■もし、読みがわからなかったら?
「ねえ、ママこれなんて読むの?」と聞かれてわからなかった場合、適当に答えるのはやめましょう。
“先入主の原理”と言って最初に覚えたものは子どもの脳に強烈に印象付けられるからです。
そんな時は、わからないものは調べるという態度を子どもに示し「ママもはっきりわからないから調べてみよう」と言って、国語辞典やネットで調べる姿を見せましょう。子どもが大きくなった時に「知らないことは調べる」という学習の仕方が身につきます。
いかがでしたか?
子どもはいつまでも子どもではありません。
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【参考】
※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。