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あと、数年で小学生、周りの子を見ると文字らしきものを書いています。中にはお友達とお手紙交換している子もいます。

こんな時、身体を動かすことや電車にしか興味を持っていない我が子。ママは、何だかとっても焦りますよね。一体、どうお勉強に興味を持つように導けばいいのでしょうか。

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、子どもが文字に興味を持つようにするにはどうすればいいのかお話します。

 



■子どもに文字を教える時のNG教育2つ

絵本はテレビや紙芝居と違って、絵ばかりでなくそこに文章が書いてあります。絵本の絵を見てママの声を聞きながら同時に文章も見ているのです。

そうしているうちに、いつの間にか少しずつ文字を覚えていきます。

そんなときに、焦ってこんなやり方で無理やり文字を覚えさせようとしていませんか?

・読み聞かせではなく、1人で文字を読ませようとする

・ひらがなが読めるかどうか、読み聞かせ途中に、テストする。

この2つは“一気に文字に興味がなくなる悪いやり方”の典型例です。こんなことをされると、子どもは“文字は嫌なもの”と思うようになってしますんです。

文字が読めているかどうか確認したくなりますが、ここはぐっと抑えて読んだら読みっぱなし。ただただママが読んでやるだけにしましょう。



■子どもにとってわかりやすい順番で教えてあげる

ひらがなは“あ・い・う・え・お”の順番で教えなくてはならない、というのは“親の思い込み”です。むしろ、“あ”は複雑な形をしているので、ひらがな46文字の中で一番難しいかもしれません。“つ”や“し”など一筆で書けるものが子どもにとっては簡単です。

ひらがなは、順番を守って教えるのではなく、その子が覚えやすい順番で教えてあげて下さいね。



■ばらばらで意味がない文字には興味を持てない

意味を持たない“つ”という文字だけを書くように言わても、面白くもなんともありませんよね。ママだって意味のない図形を何個も書き写すように命令されたら、おそらく2個くらいでうんざりしてしまうでしょう。

こんな時は子どもの知っている“つくし”とか“つみき”など、意味を持つ言葉の中の、“つ”の部分だけ書かせましょう。

本屋さんに行けば、そういったドリルも沢山売られていますので、是非チェックしてみてください。



■“書く行為”に興味をもたせることが大切

子どもによっては“つくし・つみき・つくえ”でも全く関心を示さない子がいます。そんな時はひらがな、カタカナ、漢字などの枠にとらわれず、“子どもが書きたい文字”を書かせましょう。 

例えば、自分の名前を書きたがっている子には自分の持ち物にマジックで自ら書かせる。その時の文字は漢字でも、カタカナでもいいんです。

電車に興味を持っている子どもには“京王電鉄・山手線・東急東横線”、怪獣に興味を持っている子は“ゴジラ、ティラノサウルス”、ポケモンやクレヨンしんちゃん、アンパンマンが好きだったら“ピカチュウ、メロンパンナちゃん、バイキンマン”の文字でも良いのです。

筆順はメチャクチャかもしれませんが、癖になるほど繰り返し同じ順番では書いていませんから、心配はいりません。“絵を描いている感覚”でいいのです。こうして“文字を書くこと”自体に、まず興味を持たせることが大切です。

いかがでしたか。

“馬を水辺に連れて行くことが出来ても水を飲ますことは出来ない”のと同様です。

ママは、子どもにやらせたい気持ち満載かもしれませんが、それは片隅に置いておきましょう。まずは、本人に“書いてみたい”という動機付けをすることが大切ですよ。

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【画像】 mypokcik / Shutterstock

【参考】

プロはこうしていた!「文字に興味のない」子どもへのとっておき教え方とは

立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)

【著者略歴】

立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。

著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』