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夫の人格変化・暴力…前頭側頭型認知症の可能性も?

2016年5月20日 16時58分 (2016年5月25日 11時19分 更新)
夫が突然だらしなくなった、いつも同じテレビばかり見ている、暴力的になった…実は40代から発症する「前頭側頭型認知症」の可能性が! そこで「性障害専門医療センター SOMEC」代表で、数々の症例を見てきた福井裕輝氏を取材。まだ社会的にはあまり認知されていない「前頭側頭型認知症」について、詳しく聞いた。

●アルツハイマーの5分の1…40代から発症する

「“前頭側頭型認知症”は、40代から発症してしまう認知症で、アルツハイマーの5分の1位の割合で存在すると言われています。アルツハイマーとは萎縮する場所が違い、“前頭側頭型”は、その名の通り、前頭葉や側頭葉の前方が萎縮し始めます。それによって、まず“脱抑制”が表れて衝動的になり、女性は万引きをしてしまったり、男性は反社会的行動に出ることが多くなります。ちょっとしたことでカッとしやすくなるため、運転が荒くなったり、職場でトラブルを起こしやすくなる。まだ若いために認知症と疑われることもなく、その症状は更年期やうつ病と似ているとも言えるため、周囲もなかなか気づきにくいことが考えられます」(福井氏 以下同)

それでは“前頭側頭型認知症”の兆候にはどんなものがあるのか?

【前頭側頭型認知症の兆候】

1. だらしなくなる(お風呂を嫌がるようになり、ファッションにも気を配らなくなる)
2. 同じ音楽を聴いたり、同じテレビを繰り返し見たりする
3. ずっと窓を拭くなど、同じことを永遠繰り返す
4. カッとしやすくなる
5. 食べ物の好みが偏る(甘い物ばかり食べる、ポテトチップも何袋も買って食べる)

「人格変化も起きるので、身近にいる家族は一番気づきやすいと思います。MRIの画像ですぐに診断ができるので、“少し変だな?”と思ったら、まずは疑うべきでしょう。ただ、予防法は一切なく、万引きのほか、露出や痴漢、暴行など、兆候の出方も人によって様々。いち早く症状に気づく以外、初発での犯罪は防ぎようがないという点も厄介です」

家族であれば、夫や妻の微妙な変化もわかるはず。疑わしいと思ったら、まずは病院へ…。40歳を過ぎたら、自分の脳の状態を一度知っておくことは、決して無駄にはならない!

(取材・文/蓮池由美子

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    更年期だけじゃないんだ。

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