男はヒーロー・女はお姫様!? 「男の子らしさ・女の子らしさ」...の画像はこちら >>
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子どもの男の子らしさ・女の子らしさとは生まれ持ったものなのでしょうか。

さまざまな説がありますが、例えばこうした話題でよく出てくる“男性脳”、“女性脳”(生まれつき男女の脳のつくりが違うから男女の性格差が生じる)について現在の研究では「脳のつくりには男女差は存在しない」という説が主流となっています(※1,2)。

一方、国や地域、時代ごとに形成される“男らしさ・女らしさとはこういうことだ”という文化を意識的にしろ無意識にしろ吸収するなかで、後天的に会得していくものだという考えも根強いです。

結局のところ、誰に対しても共通して言えるような“法則”に近いものはまだなさそうですが、子育てをしていると、ふと“男の子(女の子)になってきたなぁ……”とニヤニヤしてしまう瞬間もありますよね。

今回は、編集部のママ達が実際に体験した、あるいは身近に起こった、男の子・女の子それぞれの“あるある”エピソードをご紹介します!

ぼくがママを守る!男の子あるあるエピソード4選

男はヒーロー・女はお姫様!? 「男の子らしさ・女の子らしさ」の芽生えエピソード6つ
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それでは、まず男の子のあるあるエピソードをご紹介します。

2歳編(その1):率先してママを慰めてくれる

ママと息子が一緒に映画DVDを見ていて、感動して号泣していたら……。

「ママ、かなしいの?だいじょうぶだからね。だいじょうぶだよ。

きっといいことあるよ」と頭をいいこいいこして慰めてくれた。

2歳編(その2):危険からママを守ってくれる

道路を歩いている際、車が遠くから走ってくると「ママ、あぶないよ!」とさっと自分の体を歩道によせて、両手を広げて立ち止まって守ってくれた、

絵本やアニメからの影響なんでしょうか。「男の子は女性に優しくし、守るものだ」という考えを既に行動にも移せているのがカッコいいですね!

3歳編(その1):やっぱりママを慰めてくれる

お姉ちゃん(5歳)が大泣きして「もういいもん! ママなんかきらい!」と言った時に「ママ、ぜったいぜったいだーいすきだよっ」とほっぺにチュウしてくれた。

3歳編(その2):ママの好みを表現してくれる

青いクレヨンでママを描いていました。丸い円に目と口だけが描かれた、ママが微笑む素敵な絵。

しばらくして再び彼の子の絵を見ると、赤いクレヨンで真っ赤っ赤に。

なぜかと聞くと「ママは赤が好きだから」だそうです。

男の子は何歳になっても、マザコンとは言わないまでも、なんだかんだで母親が好きな人は多いです。

いずれは反抗期を迎えてしまうかもしれませんが、それまでは十二分に“ママ大好き”モードの息子の様子を楽しんじゃいましょう。

既にカワイイもの大好き!女の子あるあるエピソード2選

男はヒーロー・女はお姫様!? 「男の子らしさ・女の子らしさ」の芽生えエピソード6つ
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次は女の子のあるあるエピソードです。

男の子・女の子に共通する点としては、“男の子らしさ・女の子らしさ”というよりも“大人への成長に向けた背伸び”という要素なのかもしれませんね。

3歳編(その1):母性に目覚める

この頃から人形遊びをし始め、自分のことを“おかあさん”と呼んでいます。

それまでは「○○ちゃんは赤ちゃんだから」と言っていたのが、突然「○○はお母さんになったから赤ちゃんのお世話をする」と言い出しました。

メルちゃんをおんぶしたり、自分の胸にメルちゃんの顔を当ててオッパイを与えています。

挙句、仕事に行くと言い出し、メルちゃんを私に預けて、おもちゃの車に乗って出かけていきます。

人形をぎゅっとすることはあっても、急に母性が湧いてきたのか女の子というかお母さんになりました。

3歳編(その2):ファッションに目覚める

3歳になって突如キラキラしたものが大好きになり、プリキュアシリーズにも興味を示しはじめた娘。

今までお兄ちゃんのお下がりでも気にせず着ていたのに「キラキラやリボンの可愛い服じゃないと着ない!」と言い出す始末です。

どうやら“可愛いもの=リボンやピンク、キラキラするもの”という認識をしているようですが、保育園の女の子たちの影響があるかもしません。

保育園の子どもたちの間では、どうも自分のお着替えを見せ合いながら「○○ちゃんのこの服が可愛い!」といった感じで褒めあっているようです。

男の子と女の子のあるあるエピソード、いかがでしたでしょうか?

子どもたちが成長していくほど、どんどんとその“らしさ”が強く表れてくることでしょう。

毎日の育児の楽しみに、赤ちゃんの仕草や行動に男の子らしさや女の子らしさの発見を加えてみてはいかがでしょうか。楽しみが増えるのでオススメです。

でも、人の性格・個性は千差万別。

必ずしも“男の子らしさ・女の子らしさ”が表れないからと言って、子どもを否定するような行動は避けてくださいね。

【参考・画像】

※1 研究室に行ってみた。東京大学 認知神経科学・実験心理学 四本裕子 第5回 「男脳」「女脳」のウソはなぜ、どのように拡散するのか – ナショナル・ジオグラフィック日本版

※2 「男性脳」「女性脳」は存在しない?:英国の研究結果 – WIRED

※ Veronika Galkina、altanaka、Zhou Eka / Shutterstock