1996年12月に、まるでお人形のように美しい少女ジョンベネ・パトリシア・ラムジーちゃん(享年6)が自宅地下にて遺体となって発見された。美少女コンテストの常連で、類まれなる美貌が話題だったジョンベネちゃんを殺めたのは誰なのか―これまで警察が20年間にわたり捜査を続けてきたにもかかわらず犯人は断定されておらず、「兄、または両親が犯人ではないか」という声もたびたび上がっている。
そんな中、このほどアメリカの番組が真相を究明すべく番組を制作、その中で様々な角度から検証した結果「兄が犯人ではないか」という結論を伝えた。

このほど米CBSがジョンベネちゃん殺害事件に関するドキュメンタリー番組『The Case of: JonBenét Ramsey』を制作し、「犯人はやはり兄バークさん、29歳ではないか」という結論にたどりついた。

遺体となって発見されたジョンベネちゃんの胃からはパイナップルが見つかっていることから、それを食べようと思っていた兄がカッとなりジョンベネちゃんを懐中電灯で殴り、死なせてしまった可能性があるというのだ。また同番組に参加した専門家らは、「子供がひとり死んだ」「バークまで失うわけにはいかない」と焦った両親が、息子を庇うべく隠ぺい工作を行ったと考えている。

ちなみにバークさんは先日『Dr. Phil』に登場し、これまで何度も犯人かと囁かれたものの「自分ではない」「犯人は小児性愛者だと思っている」「犯人が見つかることを願っている」と語ったのだが、終始笑顔を浮かべていたことから「やはり怪しい」という声が噴出し、インタビュアーを務めたDr. Philが「不安を募らせ笑顔を浮かべることはよくあること」「良い青年だと感じた」と追ってコメントするに至っていた。

バークさんはその後、今回のドキュメンタリー放映によりまたしても犯人扱いを受けたことに激怒。
弁護団はCBSを提訴すべく準備に入っており、うちひとりは『The Sun』にこう話している。

「もしボルダー警察が電話をしてきて『バークと話したい』『ウソ発見器にかけたい』と言ったら、ええ、喜んでその方向で考えますよ。しかしそんなことは起こらないでしょう。なぜなら当局は、バークは容疑者になり得ないと認めているからです。」

当然のことながらバークさん、またジョンベネちゃんの父も事件への関与を否定。同じく「犯人か」と疑われた母は、事件解決を待つことなくガンで他界した。今となっては犯人の断定が難しいとも思われるこの事件だが、20年が経過する今もアメリカでは関心が高く、今後何らかの動きがあるかにも注目が集まっている。


出典:https://www.instagram.com/drphil
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)