「ガーデニングの手伝い」がきっかけで、2児の母親である31歳の女性と16歳の少年が恋に落ちた。昨年8月には2人の間に子供が誕生し、幸せな家庭を築いている。
しかし英『The Sun』でこの年齢差カップルが報じられると、世間の人々はショックを受けたようだ。

前のパートナーとの間に13歳と5歳の子供を持つ英カウンティ・ダラムに暮らすキャスリーン・マーティンさんは、2015年6月にFacebookを通して当時16歳だったジャックさんと知り合った。「ガーデニングの手伝いをしてあげる」というジャックさんの申し出をきっかけに、SNSでチャットをしていた2人は次第に惹かれ合い交際するようになった。

キャスリーンさんは「年の差を感じさせないほどジャックは大人よ」と言うものの、学校を卒業したばかりの16歳という少年との交際はあまり公にはできなかったという。また「子供たちとジャックはとても仲良くしているわ」とのことだが、上の子とはたった5歳しか年が離れておらず、子供たちにとって恐らくジャックさんは「お兄ちゃん」のような感覚であり、自分たちの継父になることなど到底理解できないに違いない。2人の交際を知ったジャックさんの母親アンジェラさんは、息子の恋人が自分より8歳年下の女性という事実にかなり動揺したそうだ。


やがて交際して7か月後に、キャスリーンさんの妊娠が発覚した。現在2人の間には生後9か月になる息子ジェイ君がいる。キャスリーンさんは妊娠、出産を振り返ってこのように話している。

「ジャックに妊娠したことを伝えた時は、とてもショックを受けていたわ。でも父親になることを喜んでくれて、出産時もちゃんと赤ちゃんを取り上げてくれたから感動して泣けてしまったわ。18歳というとお酒を飲んで友達と遊んだりしたいものでしょう。
でも彼はおむつ替えも嫌がらずにしてくれるし、ミルクもあげてくれる。本当によくやってくれているの。素晴らしい父親よ。」

昨年8月、キャスリーンさんは陣痛が始まりサンダーランド・ロイヤル病院へ駆けつけたが、まだ生まれる様子はないと言われ、その後5回も病院と自宅を行き来したという。結局は自宅で破水し寝室での出産となったが、その時もジャックさんは慌てることなく冷静に病院側の指示を電話で聞き、出産に立ち会った。

予定日よりも3週間半早く生まれたジェイ君は、酸素不足だったためか最初は青白く泣き声もあげなかった。ところがジャックさんがジェイ君をすぐにタオルで包み体をこすると、次第に皮膚はピンク色に代わり泣き始めたという。
ジェイ君の誕生後、すぐに父親ぶりを発揮したジャックさんは「キャスリーンが寝室で出産し始めた時は、本当に衝撃を受けました。周りの友人はまだ誰も出産に立ち会ったことがなく、なんだか非現実的なことのように感じましたが、一旦ショックから立ち直ると自分がしたことをとても誇りに思いました」と明かしている。

キャスリーンさんの2人の子供も新しくできた弟に大喜びしているそうだ。3人の子の母となり、愛するジャックさんとの生活にとても満足しているキャスリーンさんだが、このニュースを知った人々の反応は冷ややかだ。

「自分の年齢から考えて16歳の男の子をそういう目で見ることなんてできない。」
「これが男女反対だったら合法とはいえ、もっと問題になっているはず。」
「ジャックの母親、交際に反対しなかったんだろうか?」
「気持ち悪い。」
「私は37歳で娘は20歳だけど、もし私が娘と年の近い男性とそんなことになったらトラウマを与えてしまうわ。」
「ジャックが年を取って後悔しないけどいいけどね…ま、お幸せに。」

なおイギリスでは、親の承認があれば男女共に16歳以上から結婚することができる。

画像は『The Sun 2017年6月12日付「SPECIAL DELIVERY Mum, 31, who fell pregnant by her 16-year-old toyboy lover after they met on Facebook reveals he delivered their baby at home… and they’re now a happy family」(GARY ROBERTS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)