がんとの闘いを通し、「死期は近い」と自覚していたレネ・アンジェリル氏(享年73)。彼を最後まで支え続けた妻で歌手のセリーヌ・ディオン(48)が「今も夫に恋をしているの」と発言、さらに「生まれてこのかた、キスした男性、そして愛した男性はレネしかいない」とも告白した。
夫の死から9か月、深く彼を愛し見送ったセリーヌは今も夫の存在を感じ、恋焦がれているという。

セリーヌ・ディオンと音楽マネージャーのレネ・アンジェリル氏は、1994年にゴールイン。レネ氏にとってセリーヌは3番目の妻だが、年の差はあるものの相性は良く、3人の子にも恵まれた。

しかしレネ氏の晩年は病気が続き、50代を前に心臓発作を起こしその数年後には咽頭がんを発症。その後回復したはずが再発し、そのまま長く苦しい闘病を経て、今年1月に他界した。それに衝撃を受け「遺体を運び出す車を泣きながら追ったほどだった」というセリーヌがCBSのインタビューに応じ、こう語った。


「亡くなる前は、本当に辛かった。家族全員にとってね。」
「特に私と息子達は辛い思いをしたわ。私がずっと愛してきた男性に、確実に死が近付いている―それを目の当たりにしたから。でもついに亡くなった時には、安堵の気持ちもあった。」
「私の愛する男性、キスした唯一の男性、愛した唯一の男性が彼だったわ。そう、これまでに彼以外の男性とキスなんてしたことはないの。彼は私のパートナーで、私達はひとつだった。
だから彼の苦痛がようやく終わったとき、私は自分にこう言ったわ。『彼なら大丈夫。もう苦しむ必要はないのよ』と。」

亡くなるまで、口から食事の摂れぬ夫にチューブから栄養を送っていたというセリーヌ。本当は最後の瞬間まで夫の側にいたい気持ちはあったというが、「私と息子達なら大丈夫」「あなた、この姿を見て安心してちょうだい」という思いから、ステージにも復帰した。そんなセリーヌの負担を減らそうと、病床のレネ氏は自身の葬儀の計画まで立てた末に死去。さらには、最後までセリーヌにアドバイスを送るなど思いやってくれた夫につき、セリーヌはこう明かしている。


「彼をすごく、すごく愛しているの。ええ、まだ恋しているのよ。今は子供達の愛やファンの愛にも恵まれているし、一緒に働く人達にも愛を感じている。だから私の人生、決して愛が欠けてなんていないのよ。私は今も彼を想い床に入るし、ステージに上がるのも彼と一緒。私はまだ、彼の妻なんだもの。」

出典:https://ja-jp.facebook.com/celinedion
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)