ビバリーヒルズやベルエアの超がつく豪邸街。現金よりむしろ金目の宝飾品、コレクターが喉から手が出るほど欲しがる有名画家の絵画、美術工芸品などが多数存在するはずである。
ハリウッドセレブばかりを狙う窃盗集団が今年も暗躍しているが、どうやらマライア・キャリーも被害にあってしまったようだ。米芸能情報サイト『TMZ』が独占で伝えている。

ロサンゼルスで現地の19日午前3時頃、歌手マライア・キャリーが所有する邸宅に何者かが忍び込み、現金ほか約5万ドル相当が盗まれたという。警察は「上層階の窓やドアから侵入したもようだ。裏庭でそれに使ったとみられるはしごが発見された。当時、その家には誰もいなかった」と発表している。
盗まれたものは今のところバッグとサングラスなど10点未満、計5万ドルほどで、マライアの大変な価値のある宝飾品には被害が確認されていないという。もっとも非常に広い豪邸で小物も含めたワードローブの数は尋常ではないため、盗られたものがほかにもある可能性は高い。

気になるのはセキュリティシステムにスタッフが気付かなかったことだが、最近はサイレントアラームが主流で侵入者にはアラーム音が全く聞こえないものの当局には侵入を伝えるシグナルが送られる。今回はサイレントアラームが作動したにもかかわらず、セキュリティスタッフは朝の6~7時ころまでそれに気付かなかったという。以前からお伝えしているが、ロサンゼルスの超高級住宅街ではひんぱんに窃盗事件が発生しており、SNSでリアルタイムの居場所を知らせてしまうこともあって、やはりハリウッドセレブは狙われやすいという。

今年もヒラリー・ダフ、アラニス・モリセット、デヴィッド・スペード、スコット・ディシック、ジェイソン・デルーロ宅などから被害が報告されている。
当然のように最高のセキュリティシステムと契約していたであろうマライア。それならセキュリティシステムより窃盗集団の方が知的に勝っていたということになる。ご近所も皆さん大富豪というエリアだけに原因の究明を急がなくてはなるまい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)