イギリス 裁判官のカツラ廃止、法服簡素化で7000万円削減

2012年10月26日 16時01分 (2012年10月26日 16時33分 更新)

 日本の成人男性の薄毛人口は約1000万人。そのうち、ざっと10人に1人がカツラ愛用者といわれる。ここでは、そんなカツラーだけでなく、誰もが知っておいて損のないカツラ・トリビアを3つ紹介しよう。

■イギリスの裁判はカツラが義務
 イギリスでは17世紀以来、裁判官らに法廷での白いカツラ着用を義務づけている。法廷の威厳を保つための伝統だが、「時代遅れ」という声が挙がり、2008年から一部地方で民事裁判に限って廃止された。同時に法服も簡素化され、当時のレートで年間7000万円の経費削減効果があった。

 しかし、刑事裁判については、被告人から裁判官の人物特定が容易になってしまうという理由で、現在もカツラが着用されている。

■欧米と日本で異なるカツラ意識
 アメリカやヨーロッパにもカツラはあるが、日本のものほど精巧ではなく、着けっぱなしにして数か月で使い捨てるのが一般的。また使っていることを隠したりせず、オープンだという。これには、それぞれの国の薄毛率が関係あるようだ。

 主な国の成人男性の薄毛率調査によると、ドイツ41%、フランス、アメリカ39%、イギリス36%と半分近くが薄毛。

 一方日本は、アジアトップではあるものの26%。薄毛は4人に1人と少数派であるため、日本ではこっそり使う精巧なカツラが発達したのかもしれない。

■元は同じ会社の同僚!
 日本のカツラ市場で過半数のシェアを握るアデランスとアートネイチャー。実は創業者は同じ会社の同僚で、いまはなき名古屋の女性用カツラメーカー、ボア・シャポーの社員だった。昭和40年代にそれぞれ独立し、当初は個人商店としてスタートした。

※週刊ポスト2012年11月2日号

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