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タイの人間国宝バーンイェン・ラーケンのモーラムが代々木に響く「タイフェスティバル」

2015年5月16日 14時28分 (2015年5月17日 14時33分 更新)

まさにタイが誇る国の宝が、タイフェスティバルのステージでその至極の技を響き渡らせた。そして、それを娘キャンディーが、母より受け継いだ伝統の舞いでサポートした。この歌と舞いと合わせてこそ、ひとつのモーラムとして、これからも受け継がれて行くべき、タイの至宝。

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 2015年5月16日、第16回タイフェスティバルは土曜日にも関わらず朝から大勢の入場者が押し寄せ、今年も場内は大混雑。その中で、タイの人間国宝バーンイェン・ラーケンによるモーラムの歌と踊りがステージで披露された。

その他の写真:ステージの様子8枚。

 タイ最大の人気スポーツ、ムエタイのデモンストレーションに続いて、タイ東北地方の伝統楽器ケーンが代々木公園のステージに響き渡った。場内は、一瞬の静寂の後に大きな歓声へと代わった。

 そこへ、バーンイェン・ラーケンの声が朗々と流れて来た。太いとも細いとも言えない。高いとも低いとも言えない。しかし、その声は、聴くものの身体にダイレクトに響いて来る。圧倒的な迫力を持ちながら、優しさやしなやかさも感じさせながら、初めて聴くであろうモーラムが朗々と響き渡った。

 タイ東北部やラオスに古くから伝わるモーラム。バーンイェン・ラーケンが、その担い手としてデビューしたころ、タイの田舎でも若者はモーラムに興味を失っていた。そこで彼女は、作家たちとともにモーラムに歌謡曲の要素を踏んだんに取り入れた新しいスタイルを編み出した。

 元々の古くから伝わるモーラムは、ケーンの伴奏で浪々と節をつけて語るものだった。例えれば、詩吟のようなものとも言える。そして、歌詞はその場その場で基本的には、アドリブで歌われていた。そこへ歌謡曲のメロディーと、決まった歌詞を取り入れ、曲の合間にラムという語りのパートを残した。

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