(台北 16日 中央社)人気ロックバンド「ワンオクロック」(ONE OK ROCK)は16日と17日、台北市の台北アリーナでコンサートを行う。日本のロックバンドが同所でライブを開催するのは初。
メンバー4人は16日午後、台湾メディアの取材に応じ、意気込みを語った。

台湾での公演は約2年ぶり、4回目。以前より収容人数がはるかに多い台北アリーナでのコンサート開催に、ボーカルのTAKAとドラムのTOMOYAは、いつもと違う心境だと口をそろえる。TAKAは、台湾で多くの人から応援を受けていることに喜びと驚きを示し、国境や言語、文化を超えて音楽の素晴らしさを伝えられるのは光栄だと話した。

台湾ファンの印象を聞かれると、前回までの公演で、客席を囲む柵が前方に殺到した観客によって壊れたエピソードを挙げ、ファンを心配する気持ちを明かした。一方で、熱意の大きさを感じたとし、今後も熱意を持ち、怪我をしないように気をつけてほしいとファンを気遣った。


ワンオクロックは昨年、結成10周年を迎えた。メンバー間の不仲問題の有無に話が及ぶと、TAKAは仲の良さを強調。その上で、これはあくまでも自分の意見だと付け加えると、その他のメンバーは爆笑。親指を立てるポーズをしてみせ、関係の良好性を見せつけた。

メンバーは全員で「謝謝」(ありがとう)とあいさつし、取材を終えた。2日間で2万2000人を動員予定。


(王靖怡/編集:名切千絵)