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ドイツはロシアから東欧を守れ

2017年10月6日 18時16分 (2017年10月12日 18時31分 更新)
<東欧でドイツとロシアの人気が逆転している。メルケル独首相は新政権でこの流れを止め、ロシアから東欧を守らなければならない>

ドイツのアンゲラ・メルケル首相が連邦議会選挙(下院選)で勝利し、連立交渉を進めるにあたり、2つの重要な疑問がある。1)ドイツの新たな連立政権は、過去2~3年で悪化したドイツとロシアの関係にどのような影響を及ぼすのか。2)伝統的なドイツの勢力圏でEU加盟国でもある東欧諸国に対する影響力にどう影響するのか。

はっきりとは見通せないが、ある程度予測は可能だ。

政治経済でロシアと協調するドイツの伝統的な「東方政策」は、いまもドイツ政界や経済界の主流を占める。ロシアがウクライナのクリミア半島を一方的に併合し、ドイツの安全保障が損なわれた時でさえ、ドイツは東方政策をやめなかった。

今後の連立シナリオとして最も可能性が高いのは、メルケル率いる与党・キリスト教民主・社会同盟(CDU・CDS)と、自由民主党(FDP)、緑の党とが大連立を組む、「ジャマイカ連立」だ(各党のイメージカラーが黒、黄、緑でジャマイカ国旗と同じ)。

下院選で惨敗した社会民主党(SPD)は、連立から離脱する。SPDは対ロ制裁の緩和やロシア企業との取引正常化を訴えていたので、ロシアはドイツの政権中枢にいた強力な味方を失うことになる。

メルケルよりプーチンに親近感

企業寄りのFDPも対ロ制裁の緩和を支持していたが、それほどそこにこだわりはなさそうだ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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