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ノーベル文学賞のイシグロ氏、「いたずらだと思った」

2017年10月6日 14時42分 (2017年10月6日 19時31分 更新)
[ストックホルム 5日 ロイター] - ノーベル文学賞を5日受賞した長崎県生まれの英国人作家カズオ・イシグロ氏(62)は、「びっくり仰天して喜んでいる」と受賞の驚きを語った。
「フェイク・ニュースの時代でもあり、最初はいたずらだと思って、(出版エージェントに)確認するよう頼んだ」とイシグロ氏はロンドンの自宅で記者団に語った。携帯電話でニュースを知った妻が、美容室から大急ぎで帰宅してきたという。
「そのうちに、スウェーデンから非常に感じのいい女性が電話してきて、まず私に賞を受けるか聞いた。何かのパーティーに招待しているかのような、とても控えめな感じだったので驚いた」と同氏は語った。
今回の受賞理由についてスウェーデン・アカデミーは、イシグロ氏の代表作「日の名残り」など一連の小説が「世界とつながっているという幻想的な感覚にひそむ深淵」を明らかにしたと評価。
受賞についてイシグロ氏は、「世界がその価値やリーダーシップ、安全についての不確実性を増しているなかで受賞した。この名誉を受けることが、少しでも、よりよくするための力となることを願っている」と語った。
また日本についても、「私はこの国(英国)で育ち、教育を受けたが、私の世界の見方や芸術的なアプローチの大部分は日本のものだと、キャリアを通じてずっと話してきた。なぜなら、私は日本人の両親に日本語で育てられたからだ」と述べた。
昨年のノーベル文学賞は米歌手ボブ・ディラン氏に贈られており、イシグロ氏の受賞は、同アカデミーが従来の文学解釈に回帰したことを示している。

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