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代行返上

 

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【著者】 幸田 真音

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価格:¥ 1,890 (税込)
ユーズド価格:¥ 1 (ユーズド出品リスト)
発送可能時期:在庫あり。
単行本 ; 437 p ; サイズ : 768(hundredths-inches)
出版社 : 小学館
Amazon.co.jp 売上ランキング: 540769
おすすめ度:

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   レビュー
これはちょっと・・・ Date:2005-04-27
おすすめ度:
「代行返上」とは、タイムリーな話題をタイトルにしており期待を込めて読み始めましたが、これはちょっと・・・。期待としては、わかりづらい代行返上を、この作品を読み進むにつれ納得のゆく答えが見つかるのではないか、というものだったのですが、期待はずれでした。ただ、こういうタイトルで作品を書くことのできる著者のマーケティング力がたいしたものだと思いました。

マンガ『日本経済入門』の年金小説バージョン Date:2004-12-22
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 2003年は年金問題がマスコミでも選挙でも大きく取り上げられた年でした。将来の給付が減るとか負担額が増えるということが強調され、国への不満を高める論調が多かったように思いますが、設定していた金利を大きく下回る超低金利が続いている状態では何らかの対策を打たなければ破綻してしまいます。
 超低金利による年金の積み立て不足は国だけの問題ではなく、企業の年金基金も同じように苦しくなっています。今までは国に代行して年金業務を行ない、国の基準プラスアルファの積み立てを行なうことによって企業に貢献してきたのですが、最近は逆に企業経営にマイナス要因を与えるようになってきました。それならば年金業務の代行を止めてしまえ、国に戻してしまえ、というのが代行返上です。
 ところが、国に戻すには今まで企業の年金基金で運用していた株や債権をいったん現金化して国に納付する規則になっています。代行返上する企業が急に増えることによって大量の株式売却が増え、株価が暴落するのではないか、という懸念を小説にしたのが本書です。

 ストーリーを進めながら、ややこしい年金問題を解説してくれるので、良い入門書として読むことができます。マンガ『日本経済入門』の年金小説バージョンというところでしょうか。
 著者は米国系銀行や証券会社でディーラーをやっていた経歴があります。大量の売りが発生することによって市場が大きく変動する場面を実際に経験しているのでしょう。ディーラーが株の売買をする本書のクライマックスは臨場感満点です。

 プロローグで登場した人物が、本編ではなかなか登場せず、伏線の先が知りたくなってずんずん読み進んでしまいます。400ページ以上ありますが、長さを感じさせずに最後までひっぱっていってくれる本でした。

代行返上がわかる。 Date:2004-10-07
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代行返上に年金改革が改革が絡む。企業防衛のために、個人年金制度が崩壊する。しかも、年金改革と偽る。怒りが爆発しないことこそ、問題ではないか。しかし、改悪は進む。小説を読みながら、やるせなくなる。とはいえ、どうすることもできない。
不謹慎だが、だからこそ、市場はチャンスに満ちみちている。政府の失政、企業の身勝手、時代の流れ、なにもかにもが、市場を大きく動かす。

他の人が書いたレビューを読むと、幸田の小説に深みがなくなってきたとの辛口の批評もあるが、私はそうは思わない。読後に残る虚脱感が、読者に辛口のコメントをださせているのだと思う。
登場人物たちも、怒り、悲しみ、戦って、生きている。同様に、私たちも、こういう世の中でも、生きていかなければならない。

プロットの運びがうまいので、いつものように、一気に読める。

最後に、株価。いまは上昇中である。しかし、ふたたび、年金改革が、株価を下げるのではないか。私はそう感じざるを得なくなった。

残念でした。 Date:2004-06-08
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私は、幸田さんの大ファンですが、いつもは文庫が出るまで待って買ってます。でも、今回は、待ちきれなくて、単行本を買いました。
なのに、読み終わってがっかり。経済問題(年金問題の本質)への切り込みとしても、人間ドラマとしても、
どの観点から見てもこれまでの彼女の作品とは思えない。出版社に無理に欠かされたのかなあ・・・という気さえしました。

文庫になってから買ったのでいいと思います。

面倒くさい仕組みをこの小説ですこしわかった Date:2004-06-04
おすすめ度:
最近、会社の適格年金制度の改革でこの題名の「代行返上」という言葉が出てくるので思わず買った。ヘッジファンドなどをからめて年金に絡む資金を動かし儲けをたくらむものたちや企業の中で基金の担当の人間が官庁に対して「突合作業」という地道な作業をきっちりやっていく人たちなどを小説の舞台に出して「年金」について考えさせていく。一般にはなかなかわかりにくい話を小説を通じて問題点の指摘を行っており大変有用であった。一人一人の大切なお金が国や会社の都合でいろいろ書き換えられている現実など年金についてしっかり見つめていこうという気持ちになった。変な解説書を見るのならこちらを読んだほうが役に立つかもしれない。


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