『ビッグ・フィッシュ』のプロモーションで来日したティム・バートン監督。 その記者会見に特別出演した女優、桃井かおりさんが監督に独占インタビューを敢行! 気になる監督の一人だったというティム・バートン氏との対談の模様をご紹介します。
あなたの映画のどこが好きかっていうと『ビッグ・フィッシュ』『シザーハンズ』もそうですが、お伽話のような可愛らしいストーリーなのに、ちゃんとしたメッセージが込められているところが、うまいなーと。
私の映画はよくファンタジーと言われますが、リアリティがあるからそう感じてくれるのでしょう。ファンタジーとリアリティは別のものではなく、渾然一体になっているものなんです。でも、そのさじ加減が難しくて『ビッグ・フィシュ』では特に難しかった。
私、夫婦が服を着たまま、バスタブに入って寄り添うシーンがすごく好きなんですけど。「夫婦」って感じが実感できる。
ありがとう、実はあのシーンは後で付け加えたものなんだ。夫婦のインティメイト(密接)な関係を見せるシーンがなかったから、後で撮った。そんな風に、シンプルな場面を散りばめた映画にしたのは、その行間を見てほしかったからなんです。
監督の場合、メジャーで自分の作りたい物だけを、次々にちゃんと撮ってらして、それでいて一般にも受け入れられる作品にしている。なにかその…コツがあるんですか?(笑)
ラッキーなだけだよ(笑)。『ビッグ・フィッシュ』に関していえば、気持ちよく撮れました。それだけ素材がよかった。