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プロデューサーインタビュー イベントレビュー 特設BBS
 今回のKJFF開催は、'98年に金大中韓国大統領が来日し故小渕元首相と結んだ「21世紀にむけた日韓パートナーシップ」の一環として計画され、いよいよ始まる日韓両国が主催するサッカーワールドカップを記念して2国間の文化交流のひとつとして熱く注目を集めています。このKJFFプロジェクトに2001年初頭より参画、企画案を1年半にわたり練り上げ、経済産業省、日本ファッション協会と共に、調整を図ってきたのがインディペンデントファッション協同組合(IFCA:Independent Fashion Cooperated Association)です。

 この機関は'99年11月に通産省により認可され、ファッション産業の促進と若手デザイナーの育成・海外進出のサポートなどを目的に設立されました。KJFFを実際に企画し具体化する中核となっているのがIFCAです。理事としての実務に加え、今回のKJFF開催のイベントプロデューサーを務めた松澤光邦氏にお話を伺います。
−−EX:
IFCAの設立はKJFFが前提となっていたのでしょうか?
−−松澤:
そういうわけでもないのですが、意外にもそれまでファッション・アパレル産業の全体をみてビジネスサポートする組合的な機関がなかったという背景がありますね。設立した'99年ごろはインディーズブランドという言葉がもてはやされ、裏原宿がブームになったりしていましたが、そういう軌道にのった若手のデザイナーたちのビジネス面でサポートしていくところがなかったというのが事実で、せっかく芽生えた新しいファッションの流れを単なるブームで終わらせたくはないという力が動いたんだと思います。また東京コレクションのような大きなショーは情報として伝わりますが、デザイナー個々の展示会となると一般の方はなかなか知ることができなかったりしていますよね。その中でも特にビジネスに直結する情報を発信する機会がなかったわけです。また、日本を代表するビックデザイナーを継承すべき若手デザイナーを世界に伝える役目もIFCAは担っています。実際、日本よりも海外のマーケットで人気の高いデザイナーやブランドは、日本から着実に育っていますし、とくにアジアでの日本のファッションへの興味は年々エキサイトしています。そのようなニーズのもとIFCAは、KJFFX:そのひとつが「ネオファッションサポートプロジェクト」ですね?
−−松澤:
そうです。経済産業省の後援を受け、独立系のデザイナーたちの合同ショーを行い、優秀なデザイナーの作品をNYやラスベガスでの合同展示会へ招待するという趣旨で行われています。実は私がプロデュースしているブランド「#78(プラチナム)」がそのプロジェクトに参加して優勝し、それがIFCAへの参加のきっかけとなりました。
−−EX:
優勝された手ごたえはいかがでしたか?
−−松澤:
NYの「Style Industry」に参加して思っていたよりもずっと反響が大きいのに驚きました。日本で認知されていなくても海外で受け入れられる素養を持ったクリエイターが意外と多いので、その一助になればとIFCAに参加したわけです。
−−EX:
KJFFに参加するデザイナーはどのように決まったのでしょうか?
−−松澤:
日本側から参加するデザイナーは、今一番ホットなクリエイターがいいと思いました。とにかく韓国の方にみていただくショーで、日本のリアルなファッションシーンを再現したい、これに尽きますね。それには一線で活躍しているデザイナーをキャスティングする必要がある。日本の若者なら誰でもが知っているデザイナー、ストリートで精彩を放っている服を出したい。そうなるとキーとなるのがショーの演出です。動きがあり音や音楽、映像などが混在しているのがストリート。音楽や映像とのコラボレーションは現代のショーには欠くことができない要素でしょう。そして個性豊かなデザインソースを再構成できる演出家というと、田村孝司さんしかいないでしょう。彼の手法は我々のイメージを実現化する唯一の存在です。彼の演出にはいつもSurprise、いい意味での裏切りが隠されているんですね。KJFFも当日になってみないと、我々すらもどんな演出が用意されているのかわからない。実に楽しみなんです。
−−EX:
今回のモデルは韓国のモデルさんを採用されているそうですが、モデルキャスティングをご担当された大原敬子さんにお話を伺います。
−−大原:
想像していた以上に、日本人モデルとは骨格が違うことに驚きました。食文化の違いからなのか、身長は180cm以上で手足は長く、肩はがっしりと幅広い。アグレッシブで精悍なイメージです。なので日本のデザイナーさんは最終調整に時間がかかったんじゃないかと思います。
−−EX:
大原さんご自身、モデルの経歴がおありですね。また独学で韓国語をマスターされていますね。韓国のモデルさんのKJFFへの反応はお聞きなりましたか?
−−大原:
はい、以前から日本のファッションへの関心は高いものがありましたが、やはり最近になってますます加熱しているという印象を受けました。ですから韓国のモデルも日本のデザイナーさんの意向を理解しようと一生懸命でした。ウォーキングやポーズのとり方も今の日本とは違い、カツカツと歩ききっちりとポーズするのが主流らしいのですが、韓国の情緒を残しつつ日本のデザインコンセプトを表現できればいいなと思っています。
−−EX:
松澤さんに、ご自身のブランド「#78(プラチナム)」についてと店舗紹介もあわせて伺います。
−−松澤:
ブランド名は女の人が一番美しく見える金属の名前をとり、ショップ名はその元素番号の#78としました。ショップは銀座の松屋通りにあって、お客様としては、なかなか手に入らないビンテージものや他ではなかなかないものに興味をもつ方が多いですね。女性の美しさ、とくに身体の線がきれいに見えることにコンセプトをおいています。最近ではデニムのシルエットにこだわっていまして、足がきれいに見えるように設計されたデニムをセレクト。いずれも百貨店や銀座の他店には決して置いていないものなので、それがかえって日本橋や日比谷などに勤務の女性たちに人気を呼んでいるのかも。入荷するとすぐ売れきれる定番デニムがうちの一押しです。ぜひ、一度おいでください。
インタビュー:関 明子(ネットコラムライター)

















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