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眠らないと検査できないってどんな病気?

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上大岡内科・呼吸器科クリニックの検査室。
(上)ベッドの傍らには検査装置とTVが
置いてある。
(下)赤外線カメラが設置してあるので、
万が一寝相でコードが外れても安心。
突然ですか、あなたは夜眠るときに「いびき」をかくタイプ?
私はどちらかというと、「歯軋り」タイプなのだが、「いびき」にしても「歯軋り」にしても、一緒に寝るのは勘弁してほしい就寝時の行動の一つ。

子どものころ母親が父親のいびきに辟易して、「もう一緒の部屋では寝ない」と文句言いながらも、結局同じ部屋で寝ていたのをよく覚えているが、父親のいびきはあれから○十年たった今も昔と変わらない音量で夜な夜な家族の安眠を妨害しているのであります。
けれど最近、聞きなれたはずの父親のいびきが気になって仕方ない。

グガーグガーグッ…………ンガッ、グガーグガー……。

と、何故か途中で止まる。

翌朝、父親に夜途中で起きたかと聞いてみても、そんなことないというし……。
これってもしかして「睡眠時無呼吸症候群」?

「睡眠時に呼吸が10秒間以上止まることが繰り替えしおきたり、一晩7時間の睡眠で30回以上、もしくは1時間あたり5回以上呼吸が止まるようでしたら、それは睡眠時無呼吸症候群といえるかもしれませんね」
そう教えてくれたのは、「危険ないびきが生活習慣病を招く!」(小学館文庫)の著者で医学博士、上大岡内科・呼吸器科クリニック 院長の鈴木俊介先生。
「睡眠時無呼吸症候群は最近注目され始めた病気ですが、放っておくと日中の眠気だけでなく、高血圧症や心臓病、脳血管疾患を悪化させる恐れがあるので、早めに診断して治療し始める必要があります」

なるほど。
ちなみに検査ってどうやってするんですか? やっぱり眠ってするの?

「検査は一泊入院して行います。私の病院では午後7時くらいに食事を済ませて来院いただいたら、専用の個室で検査器具をつけて眠っていただき、睡眠時の様子を専門の技師が検査します。検査は朝には終わりますので、午前7時くらいに退院していただきます。それで検査は終了ですから、そのまま出勤していただけます」
病名が病名だけあって、やはり眠らないことには検査できない様子。一晩だけ検査入院すればいいのなら、会社を休まなくていいし気軽に検査できるかも。
検査で使用する個室を見学させてもらったところ、シングルベットの隣にTVが置いてあったので、眠りにつくまで退屈せずにすみそうだ。

検査は「睡眠ポリグラフィー」といって、脳波、心電図、眼電図,呼吸(口と鼻からの空気の出入り)、のどの筋電図、のどでのいびき音、呼吸運動(胸と腹の動き)、酸素飽和度、寝ている姿勢などを見るので、頭や喉や胸、手などにそれぞれコードをつけるのだが、寝相でとれたりしないのだろうか?

「検査中は赤外線カメラで、技師が部屋の様子をチェックしていますから、大丈夫ですよ。万が一コードが外れてしまった場合は、気づいた時点で技師が再装着させていただきます」
それなら寝相の悪い私の父親でも安心して検査できるかも。

睡眠時無呼吸症候群は、自分が寝ているときのいびきや呼吸で診断するものだから、なかなか自分で気づくことができない病気。家族や友達に「お前、いびき止まってるよ」と言われたり、眠っても眠っても日中眠くて仕方がないとかあったら、一度専門の病院にいったほうがよさそうです。ただし、睡眠ポリグラフィーの検査は、専門の医師と技師がいる病院でないとできないとのことなので、自分ってどうなんだろうって気になってしまった人は、まずお近くの呼吸器内科の病院をチェック。検査を行っているかどうか確認してみたほうがよいそうです。
私も早速父親を病院に引っ張っていきたいと思います!

(エキサイト編集部)

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