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眠っているときにみる「夢」の活用法

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 睡眠時にみる夢の中では、私たちの意志とは無関係に興味深いストーリーが展開する。
 さて、ここで考えてみよう。夢は私たちの人生の節目、節目で大きな影響を与えるメッセージを伝えようと、あの手この手で関心を引くのだとしたら?どうやら夢は味方にしておいた方が良さそうだ。

 ユングは、夢を心理療法のアプローチとして使った人物の一人。彼は、人の無意識は潜在的な能力や可能性を秘めているととらえ、私たちが抑圧しがちな衝動や欲求をいったんありのままに認めて人間らしい感情を解放するときに、本来の魅力が花ひらき、人間性が円熟していくと考えた。

 では一体、夢をどう扱うのか。ここで夢の簡単な活用法をご紹介。夢の中の「自分」は、普段から自覚しやすい「自分」を、そして「自分」以外のもの(人・物・動物その他)は、本人が自覚しにくい性質の一部をあらわすと言われている。なお、夢のストーリーには、現実の世界での出来事が投影されていることが多い。

 夢をみたら次の試みをしてみてほしい。夢の中の「自分」以外の気になる人や物や動物の視点から、夢の中の「自分」をながめてみる。これは、つまり現在の自分自身を客観的に見るという視点の転換にあたる。
 別の角度から「自分」を見ると、現実世界では見逃しがちな感情を深く感じられる。そうして感情のバランスが取れると、主観的で余裕のないときには思いもよらなかった問題への柔軟な対応が浮かんだり、理解できない苦手な人への意外な理解が芽生えたりするのだ。



 人生の大事なタイミングで、夢は私たちを助けるかのように袖を引っ張る。意識と無意識は絶えず補い合う性質があるため、夢の中での視点が変わると現実世界での思考パターンや言動にも変化が起こってくるはず。
 たかが夢、されど夢。無意識からの手紙とも呼べる夢は、瞬時、瞬時に選択と決断を重ねる私たちの強力な助っ人になってくれるのではないだろうか。

【参考文献】
ジェンドリン「夢とフォーカシング」(福村出版、1998)
山根はるみ「やさしくわかる夢分析」(日本実業出版社、2003)

(カウンセラー 三吉野愛子エキサイトお悩み相談室

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