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家庭でできるお灸!? テルミー療法の魅力に迫る

[] [冷え性] [からだ] [お灸] [血液] [免疫] [テルミー療法] [おうち] [風邪] 朝晩の冷え込みが強くなり、風邪が流行っているようだ。冷え症に悩む人にとっては、家の中でも靴下と膝掛けが欠かせない季節がやってきた。
わたしもそのうちのひとり。この冬こそ冷えない体にしたい、と思っていた矢先、体を温めるのに効果的な療法があるときいて、早速試してみることにした。

その名をテルミー療法。昭和初期に医師の伊藤金逸(いとうきんいつ)博士によって考案された日本独自の家庭健康療法で、テルミーとはギリシャ語を語源とする温熱療法のこと。施術にはテルミー線というモグサなど7種類の生薬からできた線香と万年筆くらいの大きさの金属管(冷温器)を用いる。火を付けたテルミー線を冷温器に入れ、体表をなでたり圧したりすることによって温熱刺激を与える方法が基本で、皮膚に直接触れずに熱や煙、光の刺激を与える方法もあるという。

テルミー療術師会認定療術師として、妊産婦や子どもなどのケアにこだわってきた杉山彰子さんにその特長を教えてもらった。「心地よい温もりなど人によって様々な感じ方があるようですが、私が魅力を感じるのは大きく分けて3つ。1つ目は香り。生薬が含まれた線香には、神経を鎮め、心身をリラックスさせてくれる効果があり、妊婦さんにも人気です。2つ目は肌と肌の触れ合い(スキンシップ)による癒しの効果、そして、3つ目は自分で施術できるということ。これが真骨頂ですね。」さて、実際はいかに。

衣服を脱いで、ベッドに横になり、療術師との会話から施術が始まる。舌の色を見せ、食欲、眠りの深さ、尿・便の状態などを話すうちに、「ここは痛いですか?」杉山さんは早速、私の体の弱っている部分のツボを押し当てた。
「始めだからソフトにやりますね」の言葉とともに、線香の入った2本の金属管が足、腹、腕の上を上下に滑り出した。想像していたよりも熱くはなく、線香のやわらかな香りをかいでいると、体の力が抜け、緊張がほぐれるような気がする。お灸と指圧とアロマテラピーを一度に体感しているような気分だ。施術を受けながら、気持ちよくなって眠ってしまう人もいるのだとか。

うつぶせになり、今度は背中、尻、脚、足裏、首筋、頭へ。ゆっくり二筋の温かい刺激が走る。冷温器は1本ではなく、2本用いることによって体の凹凸に対応し、よりよい流れをつくるのだという。この刺激が血液やリンパのめぐりをよくしてくれるのだ。小一時間の施術を終えると、風邪気味だった鼻もすっきり通り、体がじんわり温かくなっていた。施術後、血流とともに疲労物質が一気に流れ出すので、だるさの自覚がでる人もいるようだが、わたしの場合、そのようなことはなかった。

根気よく続けるうちに、免疫力が高まり、健康的な体をつくるテルミー療法。器具を購入し、指導を受ければ、家庭でも実践できることが家庭健康療法といわれるゆえんだ。冷え症はもちろん、風邪、不眠、肩こりのほか、やけど、虫さされ、すり傷など外傷をもケアでき、赤ちゃんからお年寄りまで年齢を問わず安心して施せるという。

医療が発達した昨今、病気といえば医師や薬に頼りがちだが、忘れてはならないのは自分と家族の体は自ら守り、癒すという意識。心と体に温もりを求めている方は、ぜひお試しを。


冷温器とテルミー線。冷温器上部の通気孔から線香の煙と香りが漏れ出す。


イトオテルミー親友会

(宮川 友紀)
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  • 家庭でできるお灸!? テルミー療法の魅力に迫る 11月12日 11時31分

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