閉幕迫る「大地の芸術祭2009」北川フラム インタビュー

2009年11月20日 00:00
 いよいよ、23日に閉幕となる「越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭2009」(現在は”秋版”として開催中)。3年に一度のお祭り(イベント)へと大きく成長させた総合ディレクターの北川フラム氏に話を聞いた。

─今年が10年目とのこと。最初は地域再生を掲げられていましたが、それから10年を迎えて、コンセプトや方法に変化はありましたか?

 1996年に越後妻有とかかわり始めた当初、地元ではもうリストラが完成して、本当の意味で将来への展望をあまり持っていないような雰囲気でした。なので、少しでも地元のとかかわって元気に楽しい場所にしたい、そして多少経済的にも潤えれば、と考えていました。

 越後妻有は素晴らしい財産を持っているんです。1500年以上続いてきた集落には見事な里山がある。そのインフラはとても価値のあるもので、それを明らかにするために、アートはきわめて有効な手段だったんです。また、アートがかかわることで、人と人の間にコミュニケーションが生まれます。そうして4回目になって、それなりに効果を上げてきたと自負しています。本当にたくさんの人が来てくださっていますから。


ー多くの人が来ることが、地元の人のモチベーションにつながっているのでしょうか。

 もちろんそれもあると思うけど、単純にイベントに参加すると面白いのだと思います。でも、面白いからだけではなくて、実際に人が来てくれなければ面白さは保証されない。そういう意味でもうまく回り出したのだと思います。毎回テーマは同じなのですが、今回特に力をいれているのが「空家」と「廃校」。

 今回は13の廃校を使って展示をしています。特に田島征三さんの作品(上写真)は感動的だった。ああいう風に、廃校を生きた物語に変えられたんだということに感動しましたよ。あの作品では、東京から3人が、妻有に移住して作品とかかわっている。廃校が甦ることで、地元の人や卒業生が戻ってきたり、手伝ったりしてるのはとても嬉しいこと。


スポンサードサーチ
関連キーワード

閲覧ランキング

1 今週末見るべき映画「ドラゴン・タトゥーの女」
2 アートの春が到来、伊勢丹新宿店 現地レポート
3 BMW3シリーズが7年ぶりにフルモデルチェンジ
4 日本橋三越本店はダイナミックな作品揃い
5 Interview: ヤノベケンジ、ステンドグラス「Sun Child」

スポンサードサーチ

コンシェルジュ プロフィール一覧

イズム公式ブログ

これ誰がデザインしたの? これ誰がデザインしたの?
チョコレート考14
S-Project S-Project
西沢立衛さんとの建築プロジェクト
サポーズ日和 サポーズ日和
藤垂園の家 オープンハウスのおしらせ
タイプディレクターの眼 タイプディレクターの眼
セールの文字
MOTTAINAI Lab研究員ブログ MOTTAINAI Lab研究員ブログ
「江ノ島でゴミ拾い」/文:ルー大柴
東京カリ〜番長のブログカレー 東京カリ〜番長のブログカレー
シェフの集まる移動型研究所「LABO INDIA」第2弾完成
ブランド腕時計ガイド ブランド腕時計ガイド
ブレゲ/ジュネーブでクイーン・オブ・ネイプルズ発売10周年イベント
エキサイトイズム 編集部ブログ エキサイトイズム 編集部ブログ
iPhone、iPad、iPod touchのホームボタンをカラフルに彩る
岡田栄造のデザイン日誌 岡田栄造のデザイン日誌
夕焼け
長山智美のムームー日記 長山智美のムームー日記
川上元美さま展最終ご案内
ニシザワノート ニシザワノート
釜浅商店お披露目!

イズム トップ特集イズム コンシェルジュ
デザイン  - アート  - インテリア  - 建築  - デジタル  - ラグジュアリーブランド  - 時計  - ファッション  - プレミアムカー