奥山清行デザインの次世代カーに、タグ・ホイヤーが搭載

2008年3月12日 12:23
 先日開かれた第78回ジュネーブ国際自動車ショーで、話題となったのが日本人デザイナー、ケン・オクヤマこと奥山清行が手がけたコンセプトカー、「K.o 7スパイダー」だ。シンプル、かつパワフルなフォルムは、“Sword katana”=日本刀のフォルムを受け継いでいると評され、世界のジャーナリストたちの注目を集めた。

 かつてイタリアの老舗カロッツェリア、ピニンファリーナでデザインディレクターを務め、エンツォ・フェラーリをも手がけた奥山氏だが、今回のメイド・イン・ジャパンのコンセプトカーには、日本的なスピリットを盛り込んでいる。

 そんなコンセプトカーにおいて、パートナーシップを提携したのが、スイスのウォッチメーカー、タグ・ホイヤーである。助手席部分にあるダッシュボードには、タグ・ホイヤーの時計「グランドカレラ クロノグラフ RS」が搭載されている。(下写真)

 またカーボン素材で覆われた未来感覚のコックピットには、「グランドカレラ クロノグラフ RS」にインスパイアされたタキメーターや回転数カウンターといった計器・パネル類も搭載されている。エンジンブロックとディスクには、時計のダイヤルに施されている伝統的な装飾技法、コート・ド・ジュネーブがあしらわれている。

 なおこの「K.o 7スパイダー」のコンセプトは、“Sushi of Automatic”(寿司のようなクルマ)。思わず笑ってしまいそうな軽妙なコンセプトだが、そこにはギリギリのラインまで無駄を省いてシンプルに、かつ洗練された素材の持ち味を引き出すという情熱がこめられている。飛行機用のドライカーボン、プレス加工したアルミ製パネル、ミル加工の合金部品を用いて軽量化、エコロジカルな高性能を実現させた。

「軽量化のおかげで運転が楽しく、将来の地球環境と共存できる車となりました」(デザイナー奥山清行)

「アヴァンギャルドな素材と軽量化を組み合わせることで、最高の精度が保証され、またローカーボン材とアルミニウムの素材の美しさが強調されています。(中略)このコンセプトカーは「グランドカレラ」が持つテクノロジー、デザインノウハウ、そして存在意義を体現しています」(タグ・ホイヤー本社 代表取締役兼CEO ジャン-クリストフ・ババン)


取材/東ミチヨ

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