ナディッフが「NADiff A/P/A/R/T」として再オープン

2008年7月10日 18:40
 かつて表参道にあった洋書店&ギャラリー「ナディッフ」。閉店後はその活動再開をずいぶん待ちわびたアートファンも多いだろう。ついに7月7日、東京・渋谷区恵比寿1丁目に「NADiff A/P/A/R/T」として再オープンした。

 「アパート」という名の通り、そこは地下1階〜地上4階の5フロアに渡る複合アートスペースである。「ナディッフ」以外に、2階〜4階には3つのギャラリーと喫茶&スナックが入居している。いずれもコンセプトは若手アーティストを取り上げていくこと。同時代のアートシーンに徹底的に関わりながらも、メインストリームとは一線を画す姿勢を持ち続ける。


 ざっと全フロアを紹介すると…。地下1階は「ナディッフ・ギャラリー」で、アートショップと緩やかに連動しながら年に10本の企画展を予定している。その第1弾はアート集団Chim↑Pomによる「日本のアートは10年おくれている」(下写真、7月27日まで)。

 集団名や展覧会名からもその奇抜さは十分に伝わるが、実際に展示を観ると、さらにギョッとさせられる。第1弾の特権(?)を生かして、なんと建設途中の空間をアートにしたのだ。床一面に水を張り、壁と水面に作品を点在させた。工事現場の足場を伝ってのぞく空間は、まるで廃墟のよう。そこで「日本のアートは10年おくれている」というメッセージを突きつけられると、何も言えません。ちなみに彼らは会田誠の門下生とか、納得!

 1階は前店舗「ナディッフ」を引き継いだアートショップ「NADiff a/p/a/r/t」だ。現代美術、写真を中心とした和洋書、展覧会図録、インディーズブックなどの書籍を扱う他、アートグッズも健在だ。今月は画家の松井冬子、「家」のドローイングや彫刻を発表する伊勢克也をプッシュ。また、マルセル・デュシャンのアートグッズもおすすめだ。


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