チャールズ&レイ・イームズ夫妻の映像作品がDVDに

2008年8月7日 00:00
 チャールズ&レイ・イームズ夫妻と言えば、デザイン好きなら、すぐにいくつかの家具を思いつくだろう。プライウッド・チェア、ラ・シェーズ、プラスティック・チェア…。 そのモダンでオーガニックなデザインは60〜70年代のモダンデザインの礎となり、現在でもファンが多い。

 彼らが映像作品を制作していたことも周知かもしれない。『パワーズ・オブ・テン』などは写真集の存在もあり、有名な作品だ。

 8月8日に発売されるDVDボックスは、チャールズ・イームズの生誕100周年を記念するもので、デザイン界にその名を深く刻み込んだ、イームズ夫妻の貴重な映像作品がぎっちりと詰め込まれた作品である。

 封入のブックレットによると、イームズ夫妻が制作した作品は100本を超えるという。それだけの量の映像を撮影しているにもかかわらず、私たちがそこまで多くの映像を知り得ない。それは、その映像のほとんどがロードショーされるような作品ではなく、実験的に作られたプライベートフィルム、または企業や官公庁からの依頼による解説映像や教育映像だったからだ。今回はその珠玉の作品群から約37作品を厳選して収録した。

 収録作品の中からいくつか紹介しよう。まずは、名作『パワーズ・オブ・テン』。

(c) Eames Office, LLC 2008 All Rights Reserved.

 この作品は、ある一つの視点から10のn乗で拡大(あるいは縮小)した時の視点の変化を示した作品である。公園で寝そべっている一人の男性から始まり、カメラは街→国→地球→銀河系とどんどん遠ざかっていく。そして、果てまでたどり着くと次はぐんぐんズームアップしていき、男性の手の甲の中、分子、遺伝子レベルまで到達する。一つの世界をズームという視点でとらえる斬新な発想も素晴らしいが、CG技術などのない時代に資料写真やアニメーションなどを駆使して作られた映像は脱帽である。

 『ポラロイド SX-70』。 残念ながら生産終了となってしまった、名機ポラロイドSX-70。ポラロイドカメラの創始者である、エドウィン・H・ランド博士が1972に開発したインスタントカメラである。このカメラのプロモーション用の映像を、ポラロイド社はイームズに依頼したのだ。実写とアニメーションを巧みに使い、カメラの構造を分かりやすくポップに伝えている。


(c) Eames Office, LLC 2008 All Rights Reserved.


スポンサードサーチ
関連キーワード

閲覧ランキング

1 メカニカルアートデバイスの極みが一堂に
2 アートの春が到来、伊勢丹新宿店 現地レポート
3 BMW3シリーズが7年ぶりにフルモデルチェンジ
4 日本橋三越本店はダイナミックな作品揃い
5 Interview: ヤノベケンジ、ステンドグラス「Sun Child」

スポンサードサーチ

コンシェルジュ プロフィール一覧

イズム公式ブログ

これ誰がデザインしたの? これ誰がデザインしたの?
チョコレート考14
S-Project S-Project
西沢立衛さんとの建築プロジェクト
サポーズ日和 サポーズ日和
藤垂園の家 オープンハウスのおしらせ
タイプディレクターの眼 タイプディレクターの眼
セールの文字
MOTTAINAI Lab研究員ブログ MOTTAINAI Lab研究員ブログ
「江ノ島でゴミ拾い」/文:ルー大柴
東京カリ〜番長のブログカレー 東京カリ〜番長のブログカレー
シェフの集まる移動型研究所「LABO INDIA」第2弾完成
ブランド腕時計ガイド ブランド腕時計ガイド
ブレゲ/ジュネーブでクイーン・オブ・ネイプルズ発売10周年イベント
エキサイトイズム 編集部ブログ エキサイトイズム 編集部ブログ
iPhone、iPad、iPod touchのホームボタンをカラフルに彩る
岡田栄造のデザイン日誌 岡田栄造のデザイン日誌
夕焼け
長山智美のムームー日記 長山智美のムームー日記
川上元美さま展最終ご案内
ニシザワノート ニシザワノート
釜浅商店お披露目!

イズム トップ特集イズム コンシェルジュ
デザイン  - アート  - インテリア  - 建築  - デジタル  - ラグジュアリーブランド  - 時計  - ファッション  - プレミアムカー