宇宙戦艦ヤマトも揃う? 国立新美術館のミュージアムショップがすごい

2007年1月26日 10:00
 波打つような透明感ある建物、として話題を呼んだ国立新美術館(東京・乃木坂)。1月21日に待望のオープンを果たしたが、話題になっているのはそればかりではない。注目したいのは併設のミュージアムショップだ。

 ニューヨークのMOMAを始め、この10年でミュージアムショップは劇的な進化を遂げ、単なる「みやげ物屋」から、アート性、セレクト性の高いデザインショップとして美術館、博物館の集客の鍵となっているのはご存じの通りだ。そしてこの国立新美術館のミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」ももちろん例外ではない。

 東京のデザインショップとしては、今最も勢いのあるCIBONEのプロデュースで、ロゴデザインが佐藤可士和氏、内装デザインに形見一郎氏、書籍の選定ディレクションをTSUTAYA TOKYO ROPPONGIなどにかかわった幅允孝氏、そして恵比寿でアートアクセサリーのギャラリーを営む山田遊氏、と東京デザインを知りぬき、遊びつくした現代の「粋人」たちが顔をそろえている。

 彼らはインテリアブームが一般に巻き起こったころの90年代終わりから2000年頭にかけて、当時の広告やインテリアショップ、デザイン業界のビジネスに飛び込み、デザイントレンドの変遷、東京という街の顔つきを目の当たりにしてきた。その後に独立し、自らの世界観を軸に活動している彼らだからこそ、見せられる「東京みやげ」とは何なのか。その答えが「スーベニアフロムトーキョー」である。

 「スターデザイナーと無名アーティスト、エレガントなものとジャンクなもの。あらゆるものがひとつの街の中で渾然一体となっている状況。そして圧倒的な編集能力でそれらを新しい驚きに形作るその手法こそ、現代東京独自のスタイルといえるでしょう」(CIBONE広報・中塚基宏氏)。

 ミュージアムショップといえば、デザイン書、図集、美術書の書店の役割も果たすが、ブックプロデュースを手がけた幅氏(写真)が今回試みたのは「アートだけではなく、サブカルチャーや純文学、漫画といった東京らしい文化。これをその関連のアイテムと展示するという新しい書店を提案したかった」という。


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