【PingMag】花村えい子:キュートでポップな60年代の少女マンガ
2008年12月25日 20:10
今年でなんと画業50周年!少女漫画家の花村えい子さんによる1960年代の作品。今見てもカワイイ!
日本人なら誰でも馴染みのある「マンガ」は、今や日本が世界に誇る文化のひとつ。1958年にデビューした花村えい子は、そのマンガ文化において、少女漫画の先駆者として多くの人に愛される人物だ。PingMag読者の皆さんの中にも、長い睫毛とキラキラと輝くその大きな瞳の少女の絵に、自分の子供の頃を思い出す人も多いことだろう。今回は、デビューから半世紀たった今日でも、フランスでの作品発表や、職人さん達のコラボレーションなど、精力的な活動を行う花村えい子さんにお話を伺いながら、花村さんの初期の作品を中心に、まるで少女のようなそのキュートな素顔を皆さんにご紹介したい。
花村さんは、昔から漫画家になろうと思われていたのですか?
元々は、竹久夢二や中原淳一の憂いを含んだ情感のある作品に憧れて女子美術大学に進んだんです。でも、漫画家になろうなんて全然思ってはいなかったんですよ。

今見るとむしろ新鮮に感じられる、1960年代の花村えい子さんの作品。
では、一体どうして漫画家に?
結婚して移り住んだ大阪のアパートの一階が貸本屋さんで、小説を借りによく遊びに行っていたんですけれど、貸本漫画家だったそこのご主人に、ある時、女子美で絵を描いていたことを話して絵を見せたら、いきなり「漫画、描きなはれ」って言われたんですね。「漫画なんて読んだこともないし…」と言ったんですけど、お話作りは好きだから興味を持って、とにかく見よう見まねで一本描きました。
それをその漫画家さんが大阪の金竜社という出版社に持って行って、帰りにいきなり原稿料貰ってきてくれたんです。それで、嬉しくて周りの人にご馳走したりしていたら、出版社の人から「あの人はやる気があるんやろか」と言われたので、「描けばお小遣いもらえるし、だったらまたやろうかな」って…。(笑)。
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