グエナエル・ニコラ「LIGHT-LIGHT IN TOKYO」

2009年3月26日 00:00
 まるで命を吹き込まれたかのように、光の球が空中をダンスする。デザイナーのグエナエル・ニコラによる幻想的な光のインスタレーション「LIGHT-LIGHT IN TOKYO」が、東京・表参道のルイ・ヴィトン表参道・LVホールで開催中だ。

 会場に一歩踏み込むと、目の前の闇に浮かぶのは…「宙を舞う球体の群生?」誰もが思わず立ち止まり、目の前に浮かんでは消える白い球のダンスに吸い込まれるように見入っている。

 人の背丈よりやや低いスティック状のLEDの照明機材が80台。その細い筒の内部には、ファン(送風機)が内蔵されている。基本的な構造は、スティックの下から吹き上げるその空気圧でピンポン球が浮いたり沈んだりするというもので、その球は筒の先端部のLEDで照らされている。ちなみに、その空気圧のリズムは照明プログラマーによって完全にプログラミングされていて、上下しながらまるで踊っているかのような球体の動きを制御している。

 このインスタレーションは、昨年ミラノサローネで初公開され話題になった「LIGHT-LIGHT」の東京版で、ミラノで体験した人々から「ぜひもう一度東京で見たい!」という声が多く聞かされ、“東京スペシャル”として実現に至ったものだ。今回はさらに、「LIGHT-LIGHT」をメレンゲや最中などのスイーツで再現した「LIGHT-FOOD」も登場。さらに進化したインスタレーションをたのしむことができる。

 この独創的なインスタレーションのアイデアはどんなところから得たのだろう?グエナエル・ニコラ氏に話を聞いた。

「アイデアのヒントは、子供が夢中になって遊んでいたおもちゃから得たもの。パイプにぷうっと息を吹き込むと、その先に付いたカゴから小さなピンポンボールがふわふわ浮かぶ。あの誰もが知っている子供のおもちゃがあるでしょう? 娘がそれで遊ぶ様子を見て思わず私自身が引き込まれ、何日間もそのことが頭の中から離れなかった。私はしつこいからね(笑)そして、このアイデアそのものを何かもっと広い世界で再現したいと思い立ったんです」



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