12人の現代建築家がデザインした12のカップ&ソーサー展

2007年7月13日 10:04
 東京・新宿のリビングデザインセンターOZONEで、恒例の「夏の大茶会」が開催されている。今年はお茶を楽しむためのティーウェア提案として、「12人の現代建築家がデザインした12のカップ&ソーサー展」が見ものの一つだ。日本屈指の生産量を誇る、美濃焼産地企業と、日本を代表する現代建築家12人による、壮大なコラボレーションが見られる。

 なぜ、建築家なのか。それは理念と哲学、独創性を追求する建築は、プロダクトデザインの原点であるため。陶芸家やプロダクトデザイナーとは違う、新しい視点で、生活のベーシックな道具であるカップ&ソーサーに12人が向き合った。彼らが提案したアイデアは、高い型技術が要求されたため、各メーカーは何度も試作を繰り返したという。それは技術力の維持向上となり、また岐阜県内地場産業の活性化にもつながった。

 青木淳の「Tea for Two」。掌で包み込むように、カップを下から包んだソーサーで、お茶の温かさをキープ。お茶が空中に保たれているような風景に見える。上に飛び出た把手がユニーク。¥10,000
【青木淳「Tea for Two」】


 伊東豊雄の「Bo」。表情の柔らかなやや大振りなカップは、日本の湯飲みを思わせる。雲のような3つの膨らみは、把手の代わりとなり、手に持つとしっくり指に馴染むのが分かる。新しい豊かさ、温かさを追求した形。¥8,000
【伊東豊雄「Bo」】


 隈研吾の「tsuki」。カップの円、ソーサーの外周と中央のくぼみ。3つとも完全な曲面を描いている。その曲面によって構成されている作品。¥6,000
【隈研吾「tsuki」】


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