養老孟司×山中俊治スペシャルトーク「骨のはなし」
2009年7月18日 13:30 プロダクトデザイナー・山中俊治氏がディレクションを手がけた「骨」展。展覧会会期中にあわせ、会場の東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTでは、さまざまなトークイベント、ワークショップが開催されている。その中のひとつ、7月1日に行われた解剖学者・養老孟司氏と山中俊治氏によるスペシャルトークを紹介したい。

デザイナーと解剖学者という、異色とも言える組み合わせ、テーマは、“社会の「骨(構造)」と「身体」”について。とにかく幅広いジャンルの論客である養老氏に、こちらも守備範囲の広い山中氏という取り合わせだけあって、どんな内容になるのか? 結果、決められたテーマを軽々と飛び越え、非常に充実したトークイベントとなった。
冒頭、「人間の作った物に興味はないんです。作った人の意図が見えちゃうとつまんないんですよね」と、いきなり茶目っ気たっぷりに刺激的な発言をする養老氏。プロダクトデザイナーである山中氏はたじたじ… かと思いきや、「僕も愛媛の田舎で虫ばっかり採ってる子どもでした」と答える。そこから虫、そして骨の構造に話は進んでいく。

養老氏によると、骨というのはいわば発泡スチロールのような構造で「つねに外側が太くなって行くように再生、成長していく」ものだという。英語で軟骨は「Cartilage」、骨は「Bone」。そう訳したのは杉田玄白だが、軟骨の成分のほとんどは、実は水分。骨は軟骨を壊すような形でつねに成長し、それは生き物が死ぬまで続くのだという。
骨は負荷がかかれば太くなり、つねに動き変形していくものなので、骨を見れば、年齢がすぐにわかる。骨がなければ、生体はぐにゃぐにゃになってしまうわけだが、たとえ骨膜をはいで骨だけを抜いたとしても、骨はきちんと再生されるという話に、会場は驚く。生き物はいわば「ユニット構造を重ねて作られている」と話す。

デザイナーと解剖学者という、異色とも言える組み合わせ、テーマは、“社会の「骨(構造)」と「身体」”について。とにかく幅広いジャンルの論客である養老氏に、こちらも守備範囲の広い山中氏という取り合わせだけあって、どんな内容になるのか? 結果、決められたテーマを軽々と飛び越え、非常に充実したトークイベントとなった。
冒頭、「人間の作った物に興味はないんです。作った人の意図が見えちゃうとつまんないんですよね」と、いきなり茶目っ気たっぷりに刺激的な発言をする養老氏。プロダクトデザイナーである山中氏はたじたじ… かと思いきや、「僕も愛媛の田舎で虫ばっかり採ってる子どもでした」と答える。そこから虫、そして骨の構造に話は進んでいく。

養老氏によると、骨というのはいわば発泡スチロールのような構造で「つねに外側が太くなって行くように再生、成長していく」ものだという。英語で軟骨は「Cartilage」、骨は「Bone」。そう訳したのは杉田玄白だが、軟骨の成分のほとんどは、実は水分。骨は軟骨を壊すような形でつねに成長し、それは生き物が死ぬまで続くのだという。
骨は負荷がかかれば太くなり、つねに動き変形していくものなので、骨を見れば、年齢がすぐにわかる。骨がなければ、生体はぐにゃぐにゃになってしまうわけだが、たとえ骨膜をはいで骨だけを抜いたとしても、骨はきちんと再生されるという話に、会場は驚く。生き物はいわば「ユニット構造を重ねて作られている」と話す。
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