TDC20周年記念「33冊のブックと、77枚の絵はがき展」

2007年11月12日 13:43
 1987年に発足した、東京タイプディレクターズクラブ(略称:Tokyo TDC)。TDCでは、タイポグラフィをテーマにした企画展の開催や、本の出版、セミナーの開催等、国内外のデザイナー同士の情報交換、そして新たな表現の場として活動を続けてきた。

 Tokyo TDCの発足20周年を記念して、国内外から錚々たるデザイナーが集結し、ウェブサービス「BCCKS(ブックス)」とコラボレーションのもとにエキシビションを開催する。BCCKSとは、ウェブ上で雑誌や書籍、絵本や写真集、日記などの本(ブック)が簡単に作れるようになるサービスである。

 エキシビション名は『33冊のブックと、77枚の絵はがき展』。“33冊のブック”は、日本を代表するグラフィックデザイナーの面々やTDCと関係の深い海外デザイナーたちが、先の「BCCKS」サービスを利用し、web上で閲覧できる「webブック」と、実際に手にとって購入できる「printブック」を発表する。

 「webブック」の方はもちろん、インターネットを介して誰もが閲覧可能。「printブック」の方は、青山ブックセンター本店やTSUTAYA TOKYO ROPPONGI等、デザイン系に強い書店やミュージアムショップなどで販売される予定。

 いくつかの作品をチラ見してみよう。まずはトップページから。
 小さく浮いているアイコン(本の表紙)にカーソルを当てると、本の内容のサマリーを見ることができる。そして興味を持ったらクリック。すると、その作品を最後まで読むことができるのだ。

 中島英樹のprintブックの表紙イメージ。
 中島氏は、昨年発売された、作品集『CLEAR in FOG』(ロッキング・オン)でADC年刊の原弘賞を受賞。雑誌『CUT』や、坂本龍一のCDジャケットなどのデザインで、グラフィックとタイポグラフィが巧みに組み合わされた、クールで潔いデザインが特徴である。タイトルは『Essay in Idleness』とある、吉田兼好の『徒然草』だ。徒然草をどう料理するのか、楽しみだ。

 中村至男の本文ページより。「t」の文字が人の体になり、胃袋の中に「dc」が。消化されたら何が出てくるのだろうか…
 佐藤雅彦との共著『勝手に広告』や、ゲームソフト『IQ』、明和電機の一連のアートディレクションを担当する中村氏が見せる、タイポグラフィを使った実験とは?


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