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天野月子

アマノツキコ


魂を声で響かせる天野月子が
約2年ぶりに放つアルバムは
英語で「天野月子」を意味する
『A MOON CHILD
IN THE SKY』。

天野月子
野月子が「天野月子」を歌った。2004年1月に発売したアルバム『天龍』以来、約2年ぶりとなる彼女の4thアルバム『A MOON CHILD IN THE SKY』は、これまでの天野月子の歌とはひと味もふた味も違う質感で綴られている。楽曲はよりドラマティックに。歌声はより生々しく。まるで彼女のライブを見ているような錯覚を覚えるほどに、天野月子自身に肉迫した1枚になっていた。これまでアルバムのタイトルそのものの物語の中へリスナーを誘うストーリーテラー的な存在だった彼女が、今回、リスナーを誘うのは天野月子というアーティストの中。まるで歌声で楽曲という1枚の絵画を描くように歌を綴ってきた彼女は、『A MOON CHILD IN THE SKY』で12枚の「天野月子」を描く。そう。このアルバムは彼女の「自画像」集である。『天龍』からの約2年という時間でのこと、そしてアルバム『A MOON CHILD IN THE SKY』への彼女自身の想いを聞く。
(取材・文/えびさわなち)





 

オフィシャルサイト

アーティストデータ

Video Comment
天野月子からのメッセージ!!
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New Release
『A MOON CHILD IN THE SKY』

New Album
『A MOON CHILD
IN THE SKY』
発売日:2005/09/21
PCCA-02182
価格:¥3,150(税込)
       


■収録曲
01:A MOON CHILD IN THE SKY 08:聲
02:Devil Flamingo 09:砂糖水
03:JOKER JOE 10:パレード
04:イデア (A Moon Child Mix) 11:博士と孔雀
05:Stone 12:花冠
06:翡翠 (A Moon Child Type) 13:体操
07:1 / 2 -a Half-  

Interview
天野月子 インタビュー

Excite:  『天龍』以来のアルバム…と言うと、ほぼ2年ぶり!?

天野:
はい。そうなりますね。

Excite: この期間は何をしていたんですか?

天野:
わりとボーッとしていつつも、曲を作っていたりしました。去年の夏は『イデア』を書いていたり、『月』をリリースしたり、インストア・イベントを行ったりとか・・・していました。

天野月子

Excite: 確かに、今年に入ってから『イデア』『翡翠』と、シングルを2タイトル出していたから、あまり"休んでいた"という印象はないですね。

天野:
でも、『イデア』に関して言えば、アニメのエンディングテーマというお話を頂いていなかったなら、あのタイミングではシングルを出していなかったかな、というのはありましたけどね。もう少し、休んでいても良かったかなぁとは思いました。

Excite: じゃ、その話をもらってから曲を書き出したんですね。

天野:
ええ。昔から、アニメのテーマソングみたいなものをやってみたくて。

Excite: どんなイメージがある?アニメのテーマソングって。

天野:
ツアーでもアニメソングをカバーしたことがあるんですが、子供のときに覚えた歌って、わりと大人になっても残っているじゃないですか。そういうイメージがあって。だから、今から大人になっていく子供たちにとって、"思い出の歌"になってくれたら嬉しいなぁ、と思って。

Excite: 今まで天野月子を聴いていない世代も、天野月子の歌世界に触れることになるしね。

天野:
その分、難しかったですけどね。どうアタックしていけばいいのか。でも基本は、チビッコが覚えられる簡単なメロディで、チビッコも歌える音域、あまり広い音域を使わないでっていうのを意識していったら、すごく80'sになってしまった(笑)。

Excite: 自分の中に残っている音楽だ(笑)。

天野:
そうそう(笑)。なんて「80'sなんだ」って、自分でも思いましたけどね。

Excite: でも今回はこれまでと手法の違う感じの曲が本当に多かったですよね。『イデア』は前出のアニメのタイアップ曲だったシングルだけど。このアニメは知ってたの?

天野:
最初、どういうアニメの内容かわからなかったので、DVDを全巻観させていただいきました。泣きましたね、感動して。いいアニメだなぁ・・・と思って。曲作りは、"主人公とわたしの共通点って何だろう?"というところから始まったんですけど、醜いアヒルの子だった主人公が、だんだんと白鳥に近づいていく感じと、「守りたい」と強く思うものがあるという部分が私と似ていると思って。その想いを書きました。

Excite: そういった共通点があったのね。その次にリリースした『翡翠』は、 オーケストラの演奏が入ってますね。

天野:
以前から、オーケストラバックの歌を作ってみたかったんです。アレンジの段階ではなく、最初の段階からオーケストラの音を想像しながら作ったんです。レコーディングの歌入れは、実際に指揮と合わせて入れさせてもらいました。ガラス1枚隔てた状態で、指揮の方に合わせてオーケストラと共に歌ったのは、本当にいい経験でしたね。リズムを縦に合わせるんじゃなく、横に合わせて歌う感じなんです。

Excite: それはすごく貴重な体験でしたね。たしかに、そのライブ感が伝わってきてますよね。それから、『聲』もタイアップですよね?テレビゲームの。これも、ゲームのシチュエーションから書いていった曲だそうですが。

天野:
「もう2度とこの人とは逢えない」という絶望的な状況を、以前から歌ってみたかったんですけど、感覚としては見えてこないじゃないですか。そんな矢先に、「このゲームのイメージソングを」という依頼が来たんです。そのゲームは、婚約者と死別をした女性が主人公で。2度と逢えない人だけれど、それでも逢いたい、という彼女の想いをゲームがずっと追いかけてくれるんです。その想いを書きました。会いたいけれど、気持ちは浮き沈みするんじゃないか、と思って、曲が揺れ動く感じなんです。2度と逢えないなら、何かを忘れてしまうはずだろう、と。それは感触じゃなくて、声色なんじゃないかと。果たして2度と逢えないのなら、声を憶えていられるのだろうか、と。そういう気持ちで書きました。

Excite: テーマがあったものもあるけれど、それはインスパイアされて出てきたものとはいえ、天野月子のパーソナルな部分なんですね。自分を掘り下げて書いていってるものね。

天野:
そうなんですかね。もちろん、曲の世界観みたいなものは最初に描いているんですけど、もっと、これまで以上にストレートというか。私からすると、"直球だよ"と。それを受け手側が直球だと思わなかったとしても、私にとっては、いたって"直球"の歌を作ったと思います。

Excite: まぁ、シングルのリリースはあったけど、ゆっくり、じっくり曲を作っていった時間だったみたいですね。

天野:
そうですね。すごくマイペースな生活と、マイペースな曲作りと・・・。タイトルから曲を書くタイプなので、「こういうタイトルを書きたいなぁ」って思ってから、3ヶ月着手しなかったり。どういう曲にしようかなって、じっくり考えることが出来たんですよね。

Excite: 前作のアルバム『天龍』は曲のタイトルが全て一文字でしたけど、今回はどんな「タイトル」を歌いたかったの?

天野:
今回は、アルバムのタイトルが、私自身の名前の"英訳"なんです。それが最初に思い浮かんだんですけど、それを意識して、タイトルに合わせた曲のタイトルを考えていくと、変な力が入るなぁって思って。だから、アルバムタイトルのことは一回、忘れよう、と。それからは、書きたい曲を作っていって、並べた時、結果的にそのタイトルに合っていれば、(『A MOON CHILD IN THE SKY』を)つけようと思って曲を作っていったんです。「こういう世界を書きたい」「こういう曲を書きたい」ということに素直に書いていきました。そうしたら、すごく性格丸出しの曲ばかりになった。結果、タイトルにハマりましたね。

Excite: これまでは、アルバムの大きなテーマの中で物語を作っていったりしていた歌が、今回は「天野月子」の言葉になっている印象があったのは、そんなわけだったのね。

天野:
全然、力が入らずに書けた、というか。歌詞を書くときって「あ〜、この行が埋まらないんだよね」っていうことでイライラしたりとか、「この言葉はメロと合わないから違う言葉にしたいんだけど」って思いながら、なかなか当てられない悔しさとか毎回あるんですけど。今回は割と楽しく書きましたね。

Excite: それと、今作はすごく尖っているような気がするんです。非常に、ロック然としているというか・・・。

天野:
そうですね。音を減らしたんですよ。その方が、1つ1つの実音を上げていけるからソリッドになるので、ぐぐっと減らしたんですよ。

Excite: 音もそうだけど、天野月子の歌っていうのはもっと丁寧に歌い上げていくイメージがあったんだけど、今作では声を「鳴らす」印象。

天野:
CDだけを聴いている方と、ライブにも来ている方との、天野月子の印象にはズレがあるんです。それはCDでイイ子ちゃんだから(笑)。もうちょっとライブが見えるアルバムにしたかったんです。汗だくよ、こっちも。そんな様子が伝わるといいな、と思っていましたね。

Excite: そんなアグレッシヴさを感じてしまう今作のジャケットは、もしかして・・・ジ●ダイ???

天野:
間違いない! ただ、小っちゃな「ェ」のとこは●にしてください(笑)。

Excite: 天野月子というと、毎回、コスプレ的な衣装で驚かせてくれたでしょ?ファーストアルバム『Sharon Stones』では十二単を着て、セカンドアルバム『Meg Lion』ではジャージ。『天龍』では中国的な衣装だったし。そして、今回はジ●ダイ(笑)!?

天野:
周りのスタッフが誰も止めてくれなかったんですよ(笑)。私の中では、ジャケットのイメージも前からあって。「中身はどうしようか?」という話になったときに「砂漠はどうかな?」と言ったら、通っちゃったんですよ。「あ、いいんだ?」って(笑)。今回は"サファリ"と"ゴシック"が私の中で旬だったので、柄も、"サファリ"っぽく。

Excite: なんだか、そんな感じですね。

天野:
でもせっかく日本だから、和風のテイストを入れてみたくて、白無垢を染めてもらったんですよ。

Excite: えっ!?

天野:
4回か5回くらい染めたそうなんですけど。サファリの中の和。でも、暑かったですね。白無垢なだけに重いし。

Excite: ライブでは着るの?

天野:
着たいなぁ・・・とは思っているんですけど。

Excite: でもこのアルバムは、ライブの天野月子に近い感覚で作られた作品だから、ライブで聴く のが楽しみになりますね。

天野:
ライブ映えするだろうなぁ、と自分自身でも感じている曲ばかりなので、わたしも楽しみにしているところですね。東名阪でツアーもするので、ぜひ来て頂きたい。

Excite: ツアータイトルが「アマロ13」(笑)。

天野:
誰も反対してくれなかったんですよねぇ、これもまた(笑)。でも色々と考えたんですよ。「ムーン・ウォーズ」とか。今夏、大阪夏の陣っていうのをやったんですけど、それを「大阪夏の陣・エピソード2〜アマーノの攻撃〜」にしていたので。ほとんど変わらないだろう、それじゃあ、と。だから月面旅行へようこそ、ということで「アマロ13」に(笑)。

Excite: あははは。でも楽しみですよ。アルバムの曲をいっぱい聴けそうですし。

天野:
ぜひ、お楽しみにしていて下さい。

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